昨日の当ブログでは伊豆日日新聞の報道に基づいて、菊地市長による施政方針について若干の感想を述べました。
今回は、伊豆日日新聞では報道されなかった部分も含め、なぜ今期の施政方針を昨年と同一にした理由を菊地市長が述べた全文を紹介いたします。
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菊地市長によれば、「新建設事業を着実に前進させるために頑張った職員は心身とも疲弊している人が多いから、その心理的負担を減らすためには困難な事業を着実に進めることで、職員の充実感を高揚させることが伊豆市にとっていま最も大切な視点である」そうです。
しかし、これを読んでも何故今年度の施政方針が昨年度と一字一句同一であるかの説明にはなっていないし、到底理解はできません。
今年度の事業をさらに進めるためには、昨年度の行政を分析し、困難なことがあったなら、今年はどうしていくべきかを明確にすることが必要であり、それこそが市長の施政方針で議会や市民に語りかける内容だと思います。
昨日も若干触れましたが、昨年の伊豆市の出生数は80人を切りました。今まで100人前後だったのがどうして激減したのか、伊豆市にとって最大の課題である人口問題、中でも出生数の激減の理由を明確にし、今年度はどうすべきかを語らなければならなかったのです。
市長がいくら「伊豆市行政は停滞していない」と強弁しても、昨年とやることが同一ならば、一例として出生数をとっても増加はできないでしょうし、停滞と受け取られても当然です。
2023年02月28日
2023年02月27日
前代未聞「あえて昨年と同じ」 菊地市長施政方針
伊豆市議会3月定例会が22日から開催されています。
菊地市長は議案審議に先立ち、施政方針を述べました。
施政方針とは、市長の市政運営に対する基本的考えや予算案及び主要な施策について述べるものです。
この重要な施政方針は驚くべきことに昨年と一字一句変わらない同じものでした。
地方議会でこんな施政方針が過去あったのでしょうか。
その理由として、職員の負担に触れ「総合計画を具現する年度事業を着実に進め、それにより職員の充実感を高揚させることが現時点では最も大切な視点と判断する」と説明しました。
それでは一例として、伊豆市にとっても今最大の課題となっている出生数の激減に関連させてこの施政方針を眺めてみます。
市長によれば職員の充実感を高揚させることが伊豆市にとって今一番重要であるとのことです。
昨年度の伊豆市の出生数は80人を切りました。このまま出生数が推移することになれば伊豆市は近い将来存亡の危機になることは間違いないでしょう。職員の士気を上げることができれば出生数を増大させることができるのでしょうか。
訳が分からないし、理解不能です
伊豆市は大型公共事業で新ごみ処理施設を完成させ、新中学校、リサイクルセンターの新設、土肥避難タワー建設、牧の郷御駅前開発・・・などを実現させ、伊豆市の将来は万全になったはずなのに何故職員が充実感を持てないのでしょうか。
伊豆市議会議員諸氏はこれからおこなわれる議会の中でしっかりとその真意をただしてほしいものです。
次回から施政方針の内容を紹介しながら、この施政方針が如何に「いい加減」なのかを私なりに解説していきたいと思います。
施政方針を報じた3月22日の伊豆日日新聞
img20230226_21553804.pdf
菊地市長は議案審議に先立ち、施政方針を述べました。
施政方針とは、市長の市政運営に対する基本的考えや予算案及び主要な施策について述べるものです。
この重要な施政方針は驚くべきことに昨年と一字一句変わらない同じものでした。
地方議会でこんな施政方針が過去あったのでしょうか。
その理由として、職員の負担に触れ「総合計画を具現する年度事業を着実に進め、それにより職員の充実感を高揚させることが現時点では最も大切な視点と判断する」と説明しました。
それでは一例として、伊豆市にとっても今最大の課題となっている出生数の激減に関連させてこの施政方針を眺めてみます。
市長によれば職員の充実感を高揚させることが伊豆市にとって今一番重要であるとのことです。
昨年度の伊豆市の出生数は80人を切りました。このまま出生数が推移することになれば伊豆市は近い将来存亡の危機になることは間違いないでしょう。職員の士気を上げることができれば出生数を増大させることができるのでしょうか。
訳が分からないし、理解不能です
伊豆市は大型公共事業で新ごみ処理施設を完成させ、新中学校、リサイクルセンターの新設、土肥避難タワー建設、牧の郷御駅前開発・・・などを実現させ、伊豆市の将来は万全になったはずなのに何故職員が充実感を持てないのでしょうか。
伊豆市議会議員諸氏はこれからおこなわれる議会の中でしっかりとその真意をただしてほしいものです。
次回から施政方針の内容を紹介しながら、この施政方針が如何に「いい加減」なのかを私なりに解説していきたいと思います。
施政方針を報じた3月22日の伊豆日日新聞
img20230226_21553804.pdf
2023年02月24日
伊豆市 一般会計予算 最大227億9600万円
伊豆市議会3月定例会が開催されています。
2月22日、2月定例会初日、当局は2023年度当初予算案を提案しました。
一般会計予算案は227億9600万円(前年度比6.4%増)で合併以来最大規模となりました。
3月21日の伊豆日日新聞は2023年度伊豆市予算案の内容を報じています。
伊豆市予算案
img20230223_17052401.pdf
伊豆市23年度重点事業
img20230223_16484493.pdf
2月22日、2月定例会初日、当局は2023年度当初予算案を提案しました。
一般会計予算案は227億9600万円(前年度比6.4%増)で合併以来最大規模となりました。
3月21日の伊豆日日新聞は2023年度伊豆市予算案の内容を報じています。
伊豆市予算案
img20230223_17052401.pdf
伊豆市23年度重点事業
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