現在の日本政界で起こっている様々な出来事を松尾貴史氏は見事に一刀両断しています。
特に以下の「日本国民の飼いならされぶりには目を見張る」は私もいつも思っていることであり、よくぞ言ってくれたと拍手です。
国民や企業が所得から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す「国民負担率」が50%に近づいている。江戸時代ならば一揆が起きてもおかしくない負担割合なのに、日本国民の飼い慣らされぶりは目を見張る。
先々週、伊豆市議会における公共施設再配置計画で「修善寺老人憩の家」問題を取り上げました。
この施設の温浴施設の廃止について利用者や市民に対した市民説明会で当時の担当部長が約束したことが「虚偽の答弁」だったことは、2023年度6月議会における当局の答弁で明らかになりました。
しかし、この説明会にも多くの伊豆市議会議員が参加していました。しかし、その後の議会ではこの問題を取り上げた議員は私の知っている限りいなかったし、当局に利用者や市民との約束を履行させようとする議員も知りません。当時抗議の声をあげた利用者でも、その後約束を実行させるための行動をされた事実を私は知りません。
次に取り上げようとした天城湯ヶ島支所移転問題でも同じような経過をたどっていますが、これ以上書いても無駄ですからやめます。
伊豆市政における「その場限りの答弁」はこのほかにもたくさんありましたが、伊豆市民は「知ってか、知らずか」ほとんどの方々は無関心です。
松尾貴史氏の言葉を借りれば「伊豆市民の飼いならされぶりには目を見張ります」
2023/6/25 02 毎日新聞 日曜版 松尾貴史の「ちょっと違和感」
岸田首相の不敵な笑み 立場の重さをわかっていないのか
岸田文雄内閣の支持率は、6月17、18の両日に実施した毎日新聞の全国世論調査では1カ月で12ポイントも下落して33%となった。政権が発足した頃は「聞く耳を持つ」と、「これまでの首相と私は違うよ」とでもいうようなニュアンスで語っていた。その後「分配なくして成長なし」と言っていたのが、「成長なくして分配なし」と受け取れるような、まるで正反対のことを言い出した。「所得倍増」についても岸田内閣の閣僚(当時)が「所得が2倍になるわけではない」などと、ドジョウのようにはぐらかしたことも記憶に新しい。
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党との癒着に関しての調査もうやむや、安倍晋三氏を「国葬」としたことへの国民の納得のいかなさ。さらに、国民や企業が所得から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す「国民負担率」が50%に近づいている。江戸時代ならば一揆が起きてもおかしくない負担割合なのに、日本国民の飼い慣らされぶりは目を見張る。
防衛増税についても、詳細な説明や丁寧な議論がないまま「骨太の方針」と称して進めようとし、国民の抵抗が大きそうだとなると増税開始時期を「2025年以降に先送りする」と言い出した。「我が国を取り巻く安全保障環境の変化」を口実にしているのに、衆院選で争点になっては不利になってしまうので「先送りする」と判断したのだろう。
国民生活を救うためには予算を使わず、なぜか外国にはばらまいて「世界に認められている日本」を演出するばかりだ。広島で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、海外の要人たちに十分な視察をさせなかったと思う。広島で開催する意義があったのかどうか首をかしげざるを得ない。
強引なマイナンバーカードの推進と、来年秋の健康保険証の廃止にいたっては、どういうつもりでやっているのか奇怪千万だ。せっかく「うまくいっている」国民皆保険の制度を破壊して、どんな得があるというのか。もちろん、私たちの知らないところで巨額の金が動くのだろうから、岸田首相や自民党、その周辺の政権に近しい人たちには大きな「得」があるのだろうと思うが、国民にとっては嫌がらせ以外の何ものでもない。納税者の多くが反対している天下の愚策を、2兆円(!)もかけて強行しようとしているのは、どう考えてもこの国を破壊しようとしているようにしか見えない。
2兆円もの予算があれば、大学学費の無償化もできたのではないか。少子化対策の財源うんぬんを口実に増税しようとするが、奨学金と、その利息で貧困にあえいでいるのに結婚や出産ができるかという若者が多い中、大学の学費無償化は出生率の向上が見込めるわかりやすい施策だ。それにもかかわらず、とにかく国民から税金を吸い取り、巻き上げる発想しか持たない無能な政権と言わざるを得ない。
入管法の改悪、外遊で息子が公用車で観光した疑惑、当事者団体から逆効果になると批判されている「LGBT理解増進法」、コロナ禍で首相公邸で行った家族親族パーティーと、もう北朝鮮のことを笑えない状態になってきた。
テレビの情報番組は、俳優の浮気については詳細に伝えているのに、週刊誌が報じた、岸田首相の「最側近」という木原誠二内閣官房副長官の不倫問題はまるで無視をしている。それどころか、生放送の討論番組に何事もなかったかのように出演させている。
そして、いわゆる解散風である。6月13日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について問われた岸田首相は「いつが適切なのか諸般の情勢を総合して判断していく」と、首相が解散するときにそれをもとに判断しないで、どうするのだという無意味な回答をした後、不敵な笑みを見せたのだ。そのせいで「ある放送局」では、政見放送の日取りの調整までもが行われ始めた。私が政見放送の制作担当者でもそうするだろう、スタジオの調整やら、スタッフのシフトやらで混乱するのは必至だ。後から「今国会での解散は考えておりません」と火消しに回ったが、ならば思わせぶりをせずに最初からそう言いなさい。自分の立場の重さがわかっていないのか、想像力というものがないのか。(放送タレント、イラストも)=6月20日執筆
2023年06月26日
2023年06月15日
「よその風呂へ行け?」とんでもない!! 伊豆市公共施設再配置計画 その4
伊豆市公共施設再配置計画にの中に含まれる「修善寺老人憩の家の運用停止」について過去のブログから検証しています。
修善寺老人憩の家温浴施設の突然の廃止通知について、利用者から反対、疑問の声が上がり、当局は市民、そして利用者への説明会がおこなわれました。
下記は、そのやり取りの一部を録音から書き下ろしたものです。
黒字にした箇所を是非覚えておいてください。
2021年03月23日
「よその風呂へ行け?」とんでもない!! 修善寺老人憩の家入浴施設廃止問題・・・その4
修善寺老人憩の家入浴施設廃止問題 における3月1日の説明会の続きです。
担当部長の説明の後、利用者や市民から多くの意見や批判が出されました。
Aさん
部長は家庭風呂ががどこにもあると言ったが風呂が無い家庭もある。学校だゴミ焼却場だと巨額の金を使っているのに予算が無いから廃止と言う。近くに温泉があるからそちらへ行けなどとんでもない。私たちは少ない年金から税金を払っている。10円でも20円でも安い方に行く。
2月に廃止を出し、3月いっぱいで閉めるなどひどい話だ。老人を馬鹿にしている
部長
大勢の方が利用できるように予算をほかにまわすように考えている。熊坂には市全域から来れないから、市全体の高齢者が近くの風呂に入れるようにした方が良いのではないか
Bさん
3月31日で予算が無くなるから4月から運営できなくなるというが、いつまで閉めるのか
部長
そこを相談したい
Bさん
部長は色々言うが、提案はどうするのか具体的に何も言わない。予算確保もどうするのか
部長
周知期間として、例えば6か月ほどとか提案の中から考える
Bさん
施設の老朽化とはどのような事か。また修理費の概算は高すぎる
担当課長
ボイラー、配管、ポンプ等で1000万円かかる。「百笑いの湯」からの配管もどうなっているのかわからない。。それを含めると数千万円かかる。50年近く運営してきてこれからそんなお金はかけられない
※数千万円と高額な概算の根拠は何も示していないし、百笑いの湯から引いている配管の調査などしていないことも判明しました。当局の言い分を正当化する為に根拠のない数字を出してくるのは菊地市政の常とう手段ですから要注意です。
Cさん
伊豆市の来年度予算は218億円であり、重点事業はけた外れの金額が出されている。
新中学校整備費・9億8千万円、デジタル防災行政無線整備費・9億5千万円、牧野郷駅周辺整備費・1億5000万円、ふるさと納税促進費・3億3000万円、新ごみ処理施設整備費・21億4千万円・・・
しかし市民の中には年金がすくなく風呂はここで入るしかない人もいる。生活が苦しくここを頼りにしている人もいる。こういう方々に予算が無いというのなら、こうした高額な事業を見なおして切り替えたらどうか。
伊豆市予算は218億億円だが、函南町は人口3万7千人で113億円だ。3万人を切った伊豆市が倍近い予算を組むことを家庭に例えてみれば、50万円の収入しかないのに500万円の生活をすることになる。
健康長寿課がここを頼りにしている人を切り捨てて、新しいことをこことは違った場所でやるというのは筋違いだと思う。予算が無いなら予算を組むように知恵を働かせてください。
50年たったなんて言い訳です。本当に住民に目を向けた政治をやるのならこうしたことを切り捨ててはダメです。私はこの計画を撤廃して今までのように存続させてほしい。新しいことは他所でやればいい。今市民が使っている場所を金が無いからと問答無用で切り捨て、違ったことをやることは市民に目を向けていないことになる。
http://iizusiseirepo-to.seesaa.net/article/480623797.html?1686790565
修善寺老人憩の家温浴施設の突然の廃止通知について、利用者から反対、疑問の声が上がり、当局は市民、そして利用者への説明会がおこなわれました。
下記は、そのやり取りの一部を録音から書き下ろしたものです。
黒字にした箇所を是非覚えておいてください。
2021年03月23日
「よその風呂へ行け?」とんでもない!! 修善寺老人憩の家入浴施設廃止問題・・・その4
修善寺老人憩の家入浴施設廃止問題 における3月1日の説明会の続きです。
担当部長の説明の後、利用者や市民から多くの意見や批判が出されました。
Aさん
部長は家庭風呂ががどこにもあると言ったが風呂が無い家庭もある。学校だゴミ焼却場だと巨額の金を使っているのに予算が無いから廃止と言う。近くに温泉があるからそちらへ行けなどとんでもない。私たちは少ない年金から税金を払っている。10円でも20円でも安い方に行く。
2月に廃止を出し、3月いっぱいで閉めるなどひどい話だ。老人を馬鹿にしている
部長
大勢の方が利用できるように予算をほかにまわすように考えている。熊坂には市全域から来れないから、市全体の高齢者が近くの風呂に入れるようにした方が良いのではないか
Bさん
3月31日で予算が無くなるから4月から運営できなくなるというが、いつまで閉めるのか
部長
そこを相談したい
Bさん
部長は色々言うが、提案はどうするのか具体的に何も言わない。予算確保もどうするのか
部長
周知期間として、例えば6か月ほどとか提案の中から考える
Bさん
施設の老朽化とはどのような事か。また修理費の概算は高すぎる
担当課長
ボイラー、配管、ポンプ等で1000万円かかる。「百笑いの湯」からの配管もどうなっているのかわからない。。それを含めると数千万円かかる。50年近く運営してきてこれからそんなお金はかけられない
※数千万円と高額な概算の根拠は何も示していないし、百笑いの湯から引いている配管の調査などしていないことも判明しました。当局の言い分を正当化する為に根拠のない数字を出してくるのは菊地市政の常とう手段ですから要注意です。
Cさん
伊豆市の来年度予算は218億円であり、重点事業はけた外れの金額が出されている。
新中学校整備費・9億8千万円、デジタル防災行政無線整備費・9億5千万円、牧野郷駅周辺整備費・1億5000万円、ふるさと納税促進費・3億3000万円、新ごみ処理施設整備費・21億4千万円・・・
しかし市民の中には年金がすくなく風呂はここで入るしかない人もいる。生活が苦しくここを頼りにしている人もいる。こういう方々に予算が無いというのなら、こうした高額な事業を見なおして切り替えたらどうか。
伊豆市予算は218億億円だが、函南町は人口3万7千人で113億円だ。3万人を切った伊豆市が倍近い予算を組むことを家庭に例えてみれば、50万円の収入しかないのに500万円の生活をすることになる。
健康長寿課がここを頼りにしている人を切り捨てて、新しいことをこことは違った場所でやるというのは筋違いだと思う。予算が無いなら予算を組むように知恵を働かせてください。
50年たったなんて言い訳です。本当に住民に目を向けた政治をやるのならこうしたことを切り捨ててはダメです。私はこの計画を撤廃して今までのように存続させてほしい。新しいことは他所でやればいい。今市民が使っている場所を金が無いからと問答無用で切り捨て、違ったことをやることは市民に目を向けていないことになる。
http://iizusiseirepo-to.seesaa.net/article/480623797.html?1686790565
2023年06月13日
予算計上が無いから入浴施設は利用できません 公共施設再配置計画進捗状況 その3
今議会で菊地市長行政報告にあった公共施設再配置計画の進捗状況に関連して発表された、「修善寺老人憩の家」の運用停止について過去のブログから検証しています。
今議会で菊地市長は、公共施設の改廃について「市民や利用者に丁寧な説明をしていく」と述べました、しかしわずか2年前、「修善寺老人憩の家温浴施設の廃止」は市民や利用者への説明が全くないまま、玄関に張られたたった一枚の紙で利用者に示されたのです。
2年前、市民や利用者に全く説明ないままに強行された温浴施設廃止。しかし、「2年前は丁寧な説明をしなかったが、今後は丁寧な説明をしていく」とでも菊地市長は言いたいのでしょうか。
突然の温浴施設廃止について驚き、怒った利用者の要求で長寿介護課は市民説明会を開催しました。
その説明会での当局の説明です。
2021年03月22日 の当ブログ
4月1日から予算が計上されていませんから入浴施設は利用できません 修善寺老人憩の家入浴施設廃止問題・・・その3
利用者や市民を無視した突然の入浴施設の廃止方針に対して、利用者から当然のごとく困惑、怒り、批判の声が噴出したので長寿介護課は利用者や市民に対し説明会を開きました。
3月1日に開かれた第2回目の説明会には利用者や市民、市議会議員など50名近くが参加しました。
会場で配布された説明資料です。
img20210321_17391808.pdf
img20210321_17402812.pdf
廃止に係る判断材料
・歳入に対し、歳出が占める割合が多い
・施設の配管やボイラー等の老朽化が進んでおり、多額な修繕費が必要となる
(ボイラー交換費約4400万円、送湯ポンプ交換費39万円、配管修繕費478万円
・利用者のほとんどが一部の地域に限られている
・施設担当課より、公共施設の縮小を検討する方針が出されている
・近隣に入浴施設がある
福祉部長の説明です
この施設は昭和48年に国や県の補助金で建てられた。しかし47年経過し修繕費が増加してきた。平成30年にレジオネラ菌が発生した。その原因はボイラーの過熱不足ではないと保健所は言っていた(詳しい原因は分からなかった)。源泉の百笑いの湯からの湯量は充分にあるが、時に温泉が溜まらなくなったことがあった。このような状況では安全性が担保できず利用してもらうには難しいと考えている。
この施設ができた時は公共浴場として、家に風呂が無い方への衛生状態の改善も考えていたが、現在では家に風呂があったり、近所に入浴施設がある。利用者は大体30〜40名であり60歳以上の高齢者12000名の0・3%と限定されている。憩の家にかかる予算を高齢者全体の福祉に変えていく必要があると判断した。この施設は残るので介護予防や健康づくりの為に利用して欲しい。
昨年の11月から施設の廃止に向けて進めてきたが、利用者への周知徹底期間が短くご迷惑をかけた。そんなことから、3月議会に条例の改定を提示する予定であったが利用者の意見を聞くことが大切であり上程を先送りした。
しかし、施設の廃止を検討してきたので4月からの予算が無い。従って周知期間を設け、財政当局と相談し予算の確報に努めたい。
こうした部長の説明を受け、利用者や市民からの質問、批判、怒り、意見等の討論が1時間以上も続きました。
その内容は次回より記します。
今議会で菊地市長は、公共施設の改廃について「市民や利用者に丁寧な説明をしていく」と述べました、しかしわずか2年前、「修善寺老人憩の家温浴施設の廃止」は市民や利用者への説明が全くないまま、玄関に張られたたった一枚の紙で利用者に示されたのです。
2年前、市民や利用者に全く説明ないままに強行された温浴施設廃止。しかし、「2年前は丁寧な説明をしなかったが、今後は丁寧な説明をしていく」とでも菊地市長は言いたいのでしょうか。
突然の温浴施設廃止について驚き、怒った利用者の要求で長寿介護課は市民説明会を開催しました。
その説明会での当局の説明です。
2021年03月22日 の当ブログ
4月1日から予算が計上されていませんから入浴施設は利用できません 修善寺老人憩の家入浴施設廃止問題・・・その3
利用者や市民を無視した突然の入浴施設の廃止方針に対して、利用者から当然のごとく困惑、怒り、批判の声が噴出したので長寿介護課は利用者や市民に対し説明会を開きました。
3月1日に開かれた第2回目の説明会には利用者や市民、市議会議員など50名近くが参加しました。
会場で配布された説明資料です。
img20210321_17391808.pdf
img20210321_17402812.pdf
廃止に係る判断材料
・歳入に対し、歳出が占める割合が多い
・施設の配管やボイラー等の老朽化が進んでおり、多額な修繕費が必要となる
(ボイラー交換費約4400万円、送湯ポンプ交換費39万円、配管修繕費478万円
・利用者のほとんどが一部の地域に限られている
・施設担当課より、公共施設の縮小を検討する方針が出されている
・近隣に入浴施設がある
福祉部長の説明です
この施設は昭和48年に国や県の補助金で建てられた。しかし47年経過し修繕費が増加してきた。平成30年にレジオネラ菌が発生した。その原因はボイラーの過熱不足ではないと保健所は言っていた(詳しい原因は分からなかった)。源泉の百笑いの湯からの湯量は充分にあるが、時に温泉が溜まらなくなったことがあった。このような状況では安全性が担保できず利用してもらうには難しいと考えている。
この施設ができた時は公共浴場として、家に風呂が無い方への衛生状態の改善も考えていたが、現在では家に風呂があったり、近所に入浴施設がある。利用者は大体30〜40名であり60歳以上の高齢者12000名の0・3%と限定されている。憩の家にかかる予算を高齢者全体の福祉に変えていく必要があると判断した。この施設は残るので介護予防や健康づくりの為に利用して欲しい。
昨年の11月から施設の廃止に向けて進めてきたが、利用者への周知徹底期間が短くご迷惑をかけた。そんなことから、3月議会に条例の改定を提示する予定であったが利用者の意見を聞くことが大切であり上程を先送りした。
しかし、施設の廃止を検討してきたので4月からの予算が無い。従って周知期間を設け、財政当局と相談し予算の確報に努めたい。
こうした部長の説明を受け、利用者や市民からの質問、批判、怒り、意見等の討論が1時間以上も続きました。
その内容は次回より記します。
2023年06月12日
修善寺老人憩の家、今年度末で運用廃止・・・伊豆市公共施設再配置計画推進状況 その2
伊豆市公共施設再配置計画において、今年度末をもって「修善寺老人憩の家」運用廃止が、現在開催されてる伊豆市議会6月定例会・一般質問における、鈴木正人議員への返答で明らかになりました。
「修善寺老人憩の家」の入浴施設廃止に伴い、利用者が激減し、現在定期的にこの施設を利用しているのが4団体となった事を理由の廃止の発表です。
これからシリーズで、伊豆市公共施設再配置のうち「修善寺老人憩の家」問題と「旧天城湯ヶ島支所」問題を取り上げていきます。
何故、今この問題を取り上げるのか、その理由を述べたいと思います。
伊豆市は合併以来の老朽化した公共施設をたくさん抱えています。今後40年間で伊豆市の公共施設を半分程度の面積に削減することが必要であり、40年間で1千億円もの税金が必要になると、天城湯ヶ島支所移転に関する市民説明会で当局は説明しました。
そして今後の10年間の行動指針を発表し、先にあげた二つの公共施設もその対象になっているのです。
こうした公共施設の多くは、市民や地域住民が現在も使用している施設も多くあり、この改廃は利用者にとって大きな問題となっているのです。
菊地市長は6月議会の行政報告で公共施設の再配置計画について以下のように述べています。
今後は、本計画でさだめた 「再配置に向けた基本的な方針」に基づき、用途廃止した施設や民間貸付してまいります。特に用途を廃止するなどの際には、市民の皆様や利用者への丁寧な説明を行い、施設の量、質、コストの最適化に向けて取り組んでいきます。
菊地市長は公共施設の用途を廃止する時は、市民や利用者に丁寧な説明をする、と述べました。
それでは、ここでこれから取り上げる、二つの施設について市民説明会や利用者説明会でどのような説明をして来たのか、その場限りの答弁や嘘(?)の答弁をしてこなかったのかを検証していきます。
これからは伊豆市で改廃を免れない多くの公共施設を利用されている市民にとって「他人事ではない」と感じていただければ幸いです。
このブログでは2021年3月に修善寺老人憩の家の温浴施設廃止についてシリーズで取り上げてきました。
そのシリーズに沿って、修善寺憩の家温浴施設廃止問題についての利用者の声、そして当局の説明がどのようなものであったのかをまず知ってください。
2021年03月03日
修善寺老人憩の家の温泉施設を廃止
コロナ禍の中、過去最大の予算が衆院で可決されました。
詳しいことはよくわかりませんが、国家の歳入が減る中、国債という借金がさらに増え続けていくことにもうマヒ状態になっているのでしょうか。予算委員会を聞いてもそうした議論が聞こえてきません。
それは伊豆市でも一緒です。過去最大の218億円余の一般予算案。そのうち市民税は38億円ほど。財源は国や県の交付金等と市債という借金。
国と同様に、厳しい財政状況の中で大型事業に大規模な予算案を提示しながら、市民生活へ向ける税金は削減せざるを得なくなってきました。
端的な例が突然出てきました。
詳しいことは後ほど紹介しますが、来援度予算案から「修善寺老人憩の家の入浴施設」への予算案が削除されたのです。それに伴い、利用者には説明なしに突然施設玄関に「温泉入浴施設の廃止」が張り出されたのです。
説明によると、この施設の赤字が700万円余であり、公共施設統廃合の方針に沿ったものであるとのことでした。
3月1日に行われた説明会では、年間9000人近くの利用がある施設の廃止を、利用者への説明なしに廃止しようとした当局への批判や怒りが巻き起こりました。
http://iizusiseirepo-to.seesaa.net/article/480303546.html?1686379543
「修善寺老人憩の家」の入浴施設廃止に伴い、利用者が激減し、現在定期的にこの施設を利用しているのが4団体となった事を理由の廃止の発表です。
これからシリーズで、伊豆市公共施設再配置のうち「修善寺老人憩の家」問題と「旧天城湯ヶ島支所」問題を取り上げていきます。
何故、今この問題を取り上げるのか、その理由を述べたいと思います。
伊豆市は合併以来の老朽化した公共施設をたくさん抱えています。今後40年間で伊豆市の公共施設を半分程度の面積に削減することが必要であり、40年間で1千億円もの税金が必要になると、天城湯ヶ島支所移転に関する市民説明会で当局は説明しました。
そして今後の10年間の行動指針を発表し、先にあげた二つの公共施設もその対象になっているのです。
こうした公共施設の多くは、市民や地域住民が現在も使用している施設も多くあり、この改廃は利用者にとって大きな問題となっているのです。
菊地市長は6月議会の行政報告で公共施設の再配置計画について以下のように述べています。
今後は、本計画でさだめた 「再配置に向けた基本的な方針」に基づき、用途廃止した施設や民間貸付してまいります。特に用途を廃止するなどの際には、市民の皆様や利用者への丁寧な説明を行い、施設の量、質、コストの最適化に向けて取り組んでいきます。
菊地市長は公共施設の用途を廃止する時は、市民や利用者に丁寧な説明をする、と述べました。
それでは、ここでこれから取り上げる、二つの施設について市民説明会や利用者説明会でどのような説明をして来たのか、その場限りの答弁や嘘(?)の答弁をしてこなかったのかを検証していきます。
これからは伊豆市で改廃を免れない多くの公共施設を利用されている市民にとって「他人事ではない」と感じていただければ幸いです。
このブログでは2021年3月に修善寺老人憩の家の温浴施設廃止についてシリーズで取り上げてきました。
そのシリーズに沿って、修善寺憩の家温浴施設廃止問題についての利用者の声、そして当局の説明がどのようなものであったのかをまず知ってください。
2021年03月03日
修善寺老人憩の家の温泉施設を廃止
コロナ禍の中、過去最大の予算が衆院で可決されました。
詳しいことはよくわかりませんが、国家の歳入が減る中、国債という借金がさらに増え続けていくことにもうマヒ状態になっているのでしょうか。予算委員会を聞いてもそうした議論が聞こえてきません。
それは伊豆市でも一緒です。過去最大の218億円余の一般予算案。そのうち市民税は38億円ほど。財源は国や県の交付金等と市債という借金。
国と同様に、厳しい財政状況の中で大型事業に大規模な予算案を提示しながら、市民生活へ向ける税金は削減せざるを得なくなってきました。
端的な例が突然出てきました。
詳しいことは後ほど紹介しますが、来援度予算案から「修善寺老人憩の家の入浴施設」への予算案が削除されたのです。それに伴い、利用者には説明なしに突然施設玄関に「温泉入浴施設の廃止」が張り出されたのです。
説明によると、この施設の赤字が700万円余であり、公共施設統廃合の方針に沿ったものであるとのことでした。
3月1日に行われた説明会では、年間9000人近くの利用がある施設の廃止を、利用者への説明なしに廃止しようとした当局への批判や怒りが巻き起こりました。
http://iizusiseirepo-to.seesaa.net/article/480303546.html?1686379543
2023年06月09日
伊豆市公共施設再配置計画の推進状況・・・伊豆市議会 鈴木正人議員・一般質問 その1
現在開催されている伊豆市議会6月定例会の行政報告で菊地市長は以下のように歩述べました。
8・公共施設再配置計画について
将来にわたる持続可能な公共サービスの提供を目指し、公共施設の適正化を推進するため、市民説明会やパブリックコメントなどを経て、さる3月に「公共施設再配置計画」を策定しました。
今後は、本計画で定めた「再配置に向けた基本的な方針」に基づき、用途廃止した施設や民間貸付している施設を含め、個別施設ごとに実行計画を推進してまいります。特に、用途を廃止するなどの際には、市民の皆様や利用者への丁寧な説明を行い、施設の量、質、コストの最適化に向けて取り組んでいきます。
これを受け鈴木正人議員は以下のような質問を行いました。
img20230607_21550181.pdf
img20230607_21554707.pdf
この中で
1・修善寺老人憩の家の在り方の検討結果
2・旧天城支所移転に伴う民間業者と交わした「覚書」に基づく「旧天城湯ヶ島支所等の施設全体の売却に向けた協議」について
の2項目を中心に質疑を記します。
まず、修善寺老人憩の家問題です
鈴木議員の質問通告に対しての当局の回答です
担当課長・大広間利用の4団体に同様な機能を持った施設での検討をお願いしている。利用団値が少なく限定しているため今年度中に老人憩の家としての用途は廃止を考えている。
鈴木議員・コロナ問題も収束し市民との対話がし易い環境となった。今年度中に廃止の結論を出すというが、対話の場所を宇来る予定はないか
担当課長・利用4団体との協議は続けていく
鈴木議員・市民から以下のような意見があった。市民説明会での当時の担当部長の説明を当局は把握しているか、また具体的な検討をしてきたのか、これから検討する用意があるのか
(市民から鈴木議員に向けた意見)
修善寺憩の家の入浴施設の廃止についての市民説明会では、担当部長から以下のような説明があったと記憶している
「修善寺憩の家の温泉施設を利用しているのは、熊坂など近隣の市民がほとんどである。税金を特定の市民のために使うのでなく。伊豆市民全体に使うことが求められている。ここの入浴施設を廃止するとともに、全市民対象の市入浴施設利用への何らかの施策を考えていく。例えば、近隣の伊豆温泉村での割引や湯の国会館における市民への何らかの便宜供与などを今後検討していく」
こうした市民説明会での説明を当局は把握ているのか、そして何らかの検討をしているのか。
担当課長・近隣の施設の入会金免除について企業に協力をお願いし、代替施設として証明書を渡していく、と聞いている。今後のことは考えていない。
驚きの答弁です。
それでは、「修善寺老人憩の家」問題とは何だったのか、ご存知ない方も多いと思いますので次回に過去のブログからふり返ってみます。
8・公共施設再配置計画について
将来にわたる持続可能な公共サービスの提供を目指し、公共施設の適正化を推進するため、市民説明会やパブリックコメントなどを経て、さる3月に「公共施設再配置計画」を策定しました。
今後は、本計画で定めた「再配置に向けた基本的な方針」に基づき、用途廃止した施設や民間貸付している施設を含め、個別施設ごとに実行計画を推進してまいります。特に、用途を廃止するなどの際には、市民の皆様や利用者への丁寧な説明を行い、施設の量、質、コストの最適化に向けて取り組んでいきます。
これを受け鈴木正人議員は以下のような質問を行いました。
img20230607_21550181.pdf
img20230607_21554707.pdf
この中で
1・修善寺老人憩の家の在り方の検討結果
2・旧天城支所移転に伴う民間業者と交わした「覚書」に基づく「旧天城湯ヶ島支所等の施設全体の売却に向けた協議」について
の2項目を中心に質疑を記します。
まず、修善寺老人憩の家問題です
鈴木議員の質問通告に対しての当局の回答です
担当課長・大広間利用の4団体に同様な機能を持った施設での検討をお願いしている。利用団値が少なく限定しているため今年度中に老人憩の家としての用途は廃止を考えている。
鈴木議員・コロナ問題も収束し市民との対話がし易い環境となった。今年度中に廃止の結論を出すというが、対話の場所を宇来る予定はないか
担当課長・利用4団体との協議は続けていく
鈴木議員・市民から以下のような意見があった。市民説明会での当時の担当部長の説明を当局は把握しているか、また具体的な検討をしてきたのか、これから検討する用意があるのか
(市民から鈴木議員に向けた意見)
修善寺憩の家の入浴施設の廃止についての市民説明会では、担当部長から以下のような説明があったと記憶している
「修善寺憩の家の温泉施設を利用しているのは、熊坂など近隣の市民がほとんどである。税金を特定の市民のために使うのでなく。伊豆市民全体に使うことが求められている。ここの入浴施設を廃止するとともに、全市民対象の市入浴施設利用への何らかの施策を考えていく。例えば、近隣の伊豆温泉村での割引や湯の国会館における市民への何らかの便宜供与などを今後検討していく」
こうした市民説明会での説明を当局は把握ているのか、そして何らかの検討をしているのか。
担当課長・近隣の施設の入会金免除について企業に協力をお願いし、代替施設として証明書を渡していく、と聞いている。今後のことは考えていない。
驚きの答弁です。
それでは、「修善寺老人憩の家」問題とは何だったのか、ご存知ない方も多いと思いますので次回に過去のブログからふり返ってみます。