2023年06月12日

修善寺老人憩の家、今年度末で運用廃止・・・伊豆市公共施設再配置計画推進状況 その2

伊豆市公共施設再配置計画において、今年度末をもって「修善寺老人憩の家」運用廃止が、現在開催されてる伊豆市議会6月定例会・一般質問における、鈴木正人議員への返答で明らかになりました。
「修善寺老人憩の家」の入浴施設廃止に伴い、利用者が激減し、現在定期的にこの施設を利用しているのが4団体となった事を理由の廃止の発表です。

これからシリーズで、伊豆市公共施設再配置のうち「修善寺老人憩の家」問題と「旧天城湯ヶ島支所」問題を取り上げていきます。
何故、今この問題を取り上げるのか、その理由を述べたいと思います。

伊豆市は合併以来の老朽化した公共施設をたくさん抱えています。今後40年間で伊豆市の公共施設を半分程度の面積に削減することが必要であり、40年間で1千億円もの税金が必要になると、天城湯ヶ島支所移転に関する市民説明会で当局は説明しました。
そして今後の10年間の行動指針を発表し、先にあげた二つの公共施設もその対象になっているのです。
こうした公共施設の多くは、市民や地域住民が現在も使用している施設も多くあり、この改廃は利用者にとって大きな問題となっているのです。

菊地市長は6月議会の行政報告で公共施設の再配置計画について以下のように述べています。

今後は、本計画でさだめた 「再配置に向けた基本的な方針」に基づき、用途廃止した施設や民間貸付してまいります。特に用途を廃止するなどの際には、市民の皆様や利用者への丁寧な説明を行い、施設の量、質、コストの最適化に向けて取り組んでいきます。

菊地市長は公共施設の用途を廃止する時は、市民や利用者に丁寧な説明をする、と述べました。
それでは、ここでこれから取り上げる、二つの施設について市民説明会や利用者説明会でどのような説明をして来たのか、その場限りの答弁や嘘(?)の答弁をしてこなかったのかを検証していきます。
これからは伊豆市で改廃を免れない多くの公共施設を利用されている市民にとって「他人事ではない」と感じていただければ幸いです。

このブログでは2021年3月に修善寺老人憩の家の温浴施設廃止についてシリーズで取り上げてきました。
そのシリーズに沿って、修善寺憩の家温浴施設廃止問題についての利用者の声、そして当局の説明がどのようなものであったのかをまず知ってください。

2021年03月03日

修善寺老人憩の家の温泉施設を廃止
コロナ禍の中、過去最大の予算が衆院で可決されました。
詳しいことはよくわかりませんが、国家の歳入が減る中、国債という借金がさらに増え続けていくことにもうマヒ状態になっているのでしょうか。予算委員会を聞いてもそうした議論が聞こえてきません。

それは伊豆市でも一緒です。過去最大の218億円余の一般予算案。そのうち市民税は38億円ほど。財源は国や県の交付金等と市債という借金。
国と同様に、厳しい財政状況の中で大型事業に大規模な予算案を提示しながら、市民生活へ向ける税金は削減せざるを得なくなってきました。

端的な例が突然出てきました。
詳しいことは後ほど紹介しますが、来援度予算案から「修善寺老人憩の家の入浴施設」への予算案が削除されたのです。それに伴い、利用者には説明なしに突然施設玄関に「温泉入浴施設の廃止」が張り出されたのです。
説明によると、この施設の赤字が700万円余であり、公共施設統廃合の方針に沿ったものであるとのことでした。
3月1日に行われた説明会では、年間9000人近くの利用がある施設の廃止を、利用者への説明なしに廃止しようとした当局への批判や怒りが巻き起こりました。

http://iizusiseirepo-to.seesaa.net/article/480303546.html?1686379543
posted by イズノスケ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊豆市議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする