小中学校の再編については昭和48年の文部省通達に次のように書かれています。
「学校統合の意義及び学校の適正規模については、さきの通達に示しているところであるが、学校規模を重視する余り無理な学校統合を行い、地域住民等との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることは避けなければならな」
天城湯ヶ島地区の小学校再編については当初から湯ヶ島地区の住民から多くの疑問や反対意見が出され、市議会に対して要望書や嘆願書が提出されました。
提出された順に紹介いたします。
「伊豆市学校再編計画」「小・中学校の適正規模・適正配置」の見直しに関する要望書
要望書.pdf
天城湯ヶ島地区小学校再編計画についての嘆願書
嘆願書.pdf
提出者は住民代表ですが名前は削除してあります。
小学校再編計画についての嘆願書
嘆願書2.pdf
提出者は区民代表ですが名前は削除してあります。
また天城地区学校再編検討会からも上申書が提出されています
天城地区の学校再編にかかる上申天城地区の学校再編上申書
天城地区の学校再編上申書.pdf
こうした天城湯ヶ島地区の住民の声が学校再編の審議過程でどのように検討されたのか、今までこの学校再編のブログを読まれた方はお分かりのことと思います。
天城湯ヶ島地区の学校再編準備会は結局新小学校の校地を決定することができず、教育委員会に委ねることになったのです。
伊豆市教育委員会は、地域住民の多くの疑問や、反対の意見を考慮せず「狩野小学校」と決定したのです。
学校再編に関する文部省通達に述べられている「学校規模を重視する余り無理な学校統合を行い、地域住民等との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることは避けなければならない」を教育委員会はどのように理解しているのでしょうか。
2011年12月03日
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