毎日新聞・3月3日の「東日本大震災1年」の特集記事です。
東日本大震災直後、多くの地震学者は「想定外の地震が起きた」と繰り返した。しかし、津波で運ばれた土砂や石の痕跡を探る研究者にとって、三陸沿岸を中心に襲った巨大津波は決して「想定外」ではなかった。再来する巨大災害にいかに備えるか―― 。過去に列島各地を襲った津波の規模や年代、周期を知る時いい手がかりとなる津波堆積物の研究が強化される一方、国や自治体でも被害想定や避難方法などの根本的な見直しが進められている。
「これからの数十年は我々の知らない日本列島になる可能性がある」。東日本大震災から1年を迎えるにあたり、松沢・東北大教授(地震学)はそう考えている。大震災をもたらしたマグニチュード(M)9.0の超巨大地震は、東日本の地下にかかる力に大きな変化を起こした為だ。今後いつ、どこで巨大地震が起こっても不思議ではない。
全文は以下をクリックしてください。
地震_0002.pdf
このように、列島に迫る次の巨大地震が警告されている今、土石流の危険地帯にわざわざ小学校を統合するという伊豆市長・教育委員会・市議会の安全性に対する認識が問われています。
大震災はいつ来るか分かりません。大震災の教訓を踏まえ、最悪の事態を想定した対策が求められていると思います。しかし、今年度の伊豆市予算では災害に備える投資はわずかです。
天城地区の小学生をお持ちの方は、来年4月の新小学校誕生を前に、子供たちを安心して学校に出すことができますか。
「まずは防災対策を万全にしてから統合して欲しい」という天城地区住民の要望は無理を言っていますか?
2012年03月30日
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今必要なのは、有事の際の迅速な対応と平素からの準備であると思います。
菊地市長も、伊豆市には安全な場所はどこにも無いと繰り返し議会で述べています。
しかしそれが、土石流危険地帯への小学校の統合にどうして結びつくのか、普通の感覚では理解できません。
「赤信号、皆で渡れば怖くない」そんな標語が浮かんできました。
もちろん有事への対応は必要だと思います、
しかしその前にやることがあるのではないかと私は思います。