毎日新聞・7月13日の報道です。
中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働をめぐり、その是非を問う住民投票実施のための署名数が、必要数を大きく上回った。有効投票署名が法定数を超えれば、川勝平太知事への直接請求、県議会での審議へと進む。署名活動を添加した市民団体「原発県民投票静岡」は「県民がどういうことを考えているのか知事や県議会は、ぜひくみ取って欲しい」と訴えている。
10万7629人。12日時点で集計された署名数だ。川勝知事への直接請求に必要な県内の有権者の50分の1(約6万2000人)を大きく超えた。
同団体代表の鈴木望・全磐田市長は、12日午後に県庁で開いた会見で、「県民に、浜岡原発の再稼働についての思い入れがある。その表れではないか」などと、約2ヶ月間行動を振り返った。未集計分もあることから、鈴木代表は最終的な署名数を「14万人〜15万人」と見積もる。
今後、有効投票が法令数を上回れば8月下旬にも川勝知事へ条例の制定請求を提出する。
川勝知事は県議会を招集し、意見を取り付けて条例案を提案しなければならない。条例案の成立には過半数の賛成が必要だが、原発の再稼働をめぐる条例案は大崎市議会や東京都などで否決されるなど、「相当ハードルは高い」(鈴木代表)状態で、、同団体は今後県議らへの説明を行っていく。
この問題で、県議会最大会派・自民改革会議(38人)の県議は「(所属議員などの意見を聞きながら、会派としての意見集約をしていく形になる」と話す。
また、民主党・ふじのくに県議団(20人)の県議からも「会派としてどうむきあうのか、検討したい」との声も上がっており、各会派内で賛否に関する議論が活発化すると見おられる。
一方、川勝知事は県民投票について、「(仮に同原発を)動かせという結果が出たとしても、安全性が確保されない限り再稼働のゴールサインを出すことは100%ない」としている。
「県民の思いをくみ取って」と取り組まれた住浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票署名。法定数が上回るのか確実でしょう。
浜岡原発が事故を起こせば静岡県のみならず、東京都・神奈川県など首都圏にも大打撃を与え、日本は破滅の危機に直面するとさえ言われています。
日本で一番危ないとされている「浜岡原発」の再稼働を許さない運動も新たな局面を迎えました。
静岡県だけでなく、日本中に大きな影響を与えるであろうこの県民投票の行方に重大な関心を持っていきましょう。
2012年07月16日
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