4月11日・伊豆日日新聞
任期満了に伴う伊豆市長選は、12日に告示される。
現職の菊地豊氏(61)、元市議鈴木正人氏(53)、元会社社長の山田克夫氏(76)の3氏が立候補を予定している。
現職に、辞職した市議が挑む構図は3回連続。
4期目となる現市政の継続か、「政権交代」かが最大の争点で、具体的には財政や新中学校を建設を巡って意見が対立している。
菊地氏は「国や県との連携を強化し、有利な補助金を利用することにより、市民負担を増やさずに事業を進めてきた」と実績をアピール。
鈴木氏は「国、県の補助の元は税金。市民も県民、国民であり、伊豆市だけ負担を減らせば良いわけではない」と訴える。
中学校に関しては、
菊地氏は、日向地区に新中学校を建設する市教育委員会の方針を支持。
鈴木氏は、統合するなら現修善寺中学校利用がベターとし、日向には造らない考えを示している。
新型コロナ感染防止の観点から、市選挙管理委員会は期日前投票の利用を呼びかける。
しかし、「学校が休校になり、さまざまな自粛も続く中、「投票率もかなり下がるのではないか」という声も多い。
長期政権が腐敗を呼ぶことは安倍政権を見れば明らかです。
3選までは圧倒的に強かった菊地豊氏ですが、さすが4選目ともなると「4選は長すぎるよね」という声をよく聞きます。
伊豆市においても4選が最大の争点であることは間違いないでしょう。
菊地市長が議会で鈴木氏に仕掛けた「政策論争」は、両陣営が発行した後援会だよりにより、双方の政策の大きな違いが明らかになりました。
大型公共事業を中心とした市政か、市民生活を重視した市政か、これほど争点がはっきりした市長選は初めてです。
伊豆市民の選択がこれからの伊豆市政と、市民生活に重大な影響を及ぼします。
1週間の選挙戦で活発な政策論争を行い、市民の選挙に関する関心を高め、投票率をあげていく努力が両陣営に求められます。
2020年04月12日
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