伊豆市議会3月定例会が22日から開催されています。
菊地市長は議案審議に先立ち、施政方針を述べました。
施政方針とは、市長の市政運営に対する基本的考えや予算案及び主要な施策について述べるものです。
この重要な施政方針は驚くべきことに昨年と一字一句変わらない同じものでした。
地方議会でこんな施政方針が過去あったのでしょうか。
その理由として、職員の負担に触れ「総合計画を具現する年度事業を着実に進め、それにより職員の充実感を高揚させることが現時点では最も大切な視点と判断する」と説明しました。
それでは一例として、伊豆市にとっても今最大の課題となっている出生数の激減に関連させてこの施政方針を眺めてみます。
市長によれば職員の充実感を高揚させることが伊豆市にとって今一番重要であるとのことです。
昨年度の伊豆市の出生数は80人を切りました。このまま出生数が推移することになれば伊豆市は近い将来存亡の危機になることは間違いないでしょう。職員の士気を上げることができれば出生数を増大させることができるのでしょうか。
訳が分からないし、理解不能です
伊豆市は大型公共事業で新ごみ処理施設を完成させ、新中学校、リサイクルセンターの新設、土肥避難タワー建設、牧の郷御駅前開発・・・などを実現させ、伊豆市の将来は万全になったはずなのに何故職員が充実感を持てないのでしょうか。
伊豆市議会議員諸氏はこれからおこなわれる議会の中でしっかりとその真意をただしてほしいものです。
次回から施政方針の内容を紹介しながら、この施政方針が如何に「いい加減」なのかを私なりに解説していきたいと思います。
施政方針を報じた3月22日の伊豆日日新聞
img20230226_21553804.pdf
2023年02月27日
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