昨日の当ブログでは伊豆日日新聞の報道に基づいて、菊地市長による施政方針について若干の感想を述べました。
今回は、伊豆日日新聞では報道されなかった部分も含め、なぜ今期の施政方針を昨年と同一にした理由を菊地市長が述べた全文を紹介いたします。
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菊地市長によれば、「新建設事業を着実に前進させるために頑張った職員は心身とも疲弊している人が多いから、その心理的負担を減らすためには困難な事業を着実に進めることで、職員の充実感を高揚させることが伊豆市にとっていま最も大切な視点である」そうです。
しかし、これを読んでも何故今年度の施政方針が昨年度と一字一句同一であるかの説明にはなっていないし、到底理解はできません。
今年度の事業をさらに進めるためには、昨年度の行政を分析し、困難なことがあったなら、今年はどうしていくべきかを明確にすることが必要であり、それこそが市長の施政方針で議会や市民に語りかける内容だと思います。
昨日も若干触れましたが、昨年の伊豆市の出生数は80人を切りました。今まで100人前後だったのがどうして激減したのか、伊豆市にとって最大の課題である人口問題、中でも出生数の激減の理由を明確にし、今年度はどうすべきかを語らなければならなかったのです。
市長がいくら「伊豆市行政は停滞していない」と強弁しても、昨年とやることが同一ならば、一例として出生数をとっても増加はできないでしょうし、停滞と受け取られても当然です。
2023年02月28日
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