2024年10月23日

伊豆市議選トップ当選は現職間野氏 元職の木村氏と森氏は大幅に得票を増やし当選

任期満了に伴う伊豆市議選(定数14)は20日投開票が行われ、即日開票の結果新市議14人が決まりました。
衆院選挙と同時に行われた市議選でしたが投票率は先回の64.76%から8.61%も下がり56.15%でした。
投票率はなぜこんなに下がったのでしょうか。

10月22日 伊豆日日新聞では市議選の結果を以下のように報じています。

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定数14のうち、11名が現職であり、新人も元職2という顔ぶれであり、立候補者の平均年齢も70歳を超すという選挙では終始低調であったことはやむを得ないと思います。
市議選の前の9月定例会で議員報酬を月4万円アップしました。議員報酬をアップする理由として「子育て世代や女性が立候補しやすい環境を整えると」いうことでした。しかし、子育て世代や女性の新たな立候補者はありませんでした。
現職が強いのは当然です。市議会議員の定数を2減し窓口を狭めたうえ、現職が11名も立候補したら子育て世代や女性の立候補意欲がわくはずがありません。結果として「現職議員の報酬のお手盛り山分け」となったのです。

市民に何も知らせずに決定された議員報酬のアップに対し多くの市民が怒りの声を上げました。伊豆市政に興味を持たず、声も上げなかった多くの市民から「伊豆市議会議員はふざけているね」という声が私にも寄せられました。

今回の市議選でこうした議員報酬のお手盛りアップなど伊豆市政に対して批判をしてきたのが伊豆市議会に「行政のチェック機能」を取り返すと訴えた木村氏と森氏でした。
投票率が下がり多くの議員が4年前の得票を減らす中、木村氏は前回572票を904票に、森氏は前回471票を703票に大幅に積み増しました。
これも、良識ある多くの市民の「伊豆市議会への危機感」がなせたものであろうと私は思います。

しかし、驚いたのが前回1164票で4位だった間野みどり氏が今回1295票と増えてトップ当選したことです。他の議員がやらない手書きの議会だよりを配布したりして情報発信を積極的に行なってきたことも要因かもしれません。
しかし、間野議員は一貫して菊地市政に協力してきました。「議員の役割は行政に協力することだ」と議会で述べたことがあります。
菊地市制が「借金地獄」に陥り市民生活に対しての税金の支出を削誌つつある現状の中、「行政のチェック機能」を放棄した伊豆市議会。
議員の役割は行政に協力することでなく、行政の暴走をチェックすることにより市民本位の市政を実現させることであると私は思います。その役割をはき違えているとしか思えない議員が伊豆市議会議員選挙でトップ当選をしたという事実に私は驚愕するとともに、伊豆市民の民意というものに対し改めて落胆感を抱いた市議選でもありました。






posted by イズノスケ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊豆市議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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