2025年02月28日

広域防災計画「慎重に検討を」協議会会長伊豆市長に要望書

2月27日伊豆日日新聞報道です。

賀茂郡町会長(会長岩井茂樹・東伊豆街長)は25日、伊豆半島広域防災協議会と美しい伊豆創造センターの適切な運営を求めて、両組織の会長を務める菊地豊・伊豆市長に要望書を提出した

全文です。
20250227_0067.pdf

私は1月27日のブログで伊豆の国市で開催された「伊豆広域防災シンポジウム」の内容を以下のように記しました。

伊豆半島13市町で大地震などに備えた広域防災を検討する「伊豆半島広域防災協議会」は25日伊豆の国市時代劇場で「伊豆広域防災シンポジウム」を開催しました。
伊豆半島という広域の自治体の関係者や住民たちの参加で、広い駐車場が満車になるくらいの盛況でした。
その内容は26日の伊豆日日新聞が報道しています。

協議会会長伊豆市・菊地市長が「広域防災」の骨子を発表しましたが、聞いていてもよくわからないのが 印象でした。
何故だろう、と考えてみました。
伊豆日日新聞報道を見て以下のことにきずきました。

それは
・「南海トラフ地震L2想定」の説明されなかったこと
 近い将来必ず発生するだろうという南海トラフ地震では伊豆半島でどのような被害が想定されているのか、ほとんど説明されなかったため  「南海トラフ地震L2」について知 識のない私にとっては示された骨子の持つ理解ができなかったのです。
・骨子が細目から入ってしまったために全体像が分からなかった。この点は岩井・西伊豆町長からも指摘されていました。

菊地会長は「今日はあくまでスタート。1年かけて大まかな計画を作っていきたい」とまとめていましたが、これだけ大規模なシンポジウムにしてはもう少し運営に工夫が必要ではなかったのではないかと感じました。

http://iizusiseirepo-to.seesaa.net/article/509528546.html?1740660127


27日の伊豆日日新聞の報道を見て、1月に開催された防災シンポジウムの物足りなさも、岩井会長が「重要な問題だからこそ伊豆半島のすべての自治体が意見を出し合い、情報を共有し合意形成を図る必要がある」と述べているように、関係自治体の合意形成が足らなかった結果ではないかと思います。

これは伊豆市民から見れば納得できることです。
長年、自衛隊の高級幹部だった菊地市長は「上位下達」は得意でも、たくさんの方々との「合意形成」は苦手としているのではないかと彼の市政運営を見て感じてきたのです
伊豆市という小さな自治体なら市長の号令ですぐにできるものが、伊豆半島全体の自治体では不可能です。これから「伊豆半島広域防災協議会と美しい伊豆創造センター」を会長としてまとめていくには大変な苦労があるでしょう。
南海トラフ地震という近い将来必ず発生するといわれている大災害に備え、「住民の命と暮らし」を守るために関係自治体の首長と合意形成を急ぎ「頑張って」いただきたいと思います。




posted by イズノスケ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊豆半島のニュース・出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック