12月14日・伊豆日日新聞
伊豆市月ケ瀬に整備させた道の駅「伊豆月ケ瀬」が、14日にオープンする。天城北道路の月ケ瀬インターチェンジ(IC)と直結し、国道414号・136号からも利用することができる。
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2019年12月15日
2019年11月16日
衆院静岡5区で細野氏と吉川氏さや当て 立・国2党は対抗馬模索
民進党を崩壊させ、小池東京都知事と希望の党を立ち上げ、その希望の党も崩壊させ、そして二階幹事長の庇護のもと自民党への入党希望。
これほど短期間に変節していく政治家も珍しい。
細野氏を信じて投票した5区の有権者は、今どのように考えているのでしょうか。
11/16(土) 7:55配信 産経新聞
想定される次期衆院選で県内最注目区になりそうなのが、無所属のまま自民党二階派に属し、あわよくば入党をもくろむ細野豪志氏(48)と、同党の吉川赳氏(37)=比例東海=が牽(けん)制(せい)し合う静岡5区だ。現職2人の“内部抗争”の間隙を突いて、議席獲得を狙う立憲民主党と国民民主党がそれぞれ独自候補の擁立を検討しており、各党の思惑が入り乱れた陣取り合戦の舞台となっている。(田中万紀)
◆火種は二階氏
現職2人のいさかいに火を付けたのは、自民党の二階俊博幹事長だった。11日夜に沼津市内で開かれた細野氏の政治資金パーティーに出席し、集まった大勢の支援者に「細野氏の応援をしっかり頼む」と要請したのだ。
この発言に、選挙区支部長の吉川氏を長らく支援してきた同党5区支部が猛反発した。15日には県庁を訪れて同党県連の竹内良訓幹事長らに「二階幹事長の発言に対して断固抗議する」と激しい言葉でつづった抗議文を手渡した。支部長らは「党運営の責任者である幹事長が、党に所属していない議員の応援に言及したのは、党地方組織の結束を破壊する行為だ」と二階氏に不満をぶつけた。
下部組織の強い反抗に竹内幹事長は「5区支部の同様の要望は3度目。長い間5区を支えてくださっている方々の意見は重く受け止める。上川陽子会長と近日中に対応を協議する」と善処を約束した。その上で二階氏の動きには「東京の理論、派閥の理論で全てが決まってはいけない」と苦言を呈し、吉川氏に対し「県連は全面的に支援する」と変わらぬ後押しを明言した。
◆腹の探り合い
こういった自民党内のごたごたを横目に、野党では5区への対抗馬擁立の動きが加速している。立憲民主党県連の徳川家広副幹事長は14日、報道陣の取材に応じ、4区か5区から次期衆院選に出馬する意向を明らかにした。現在、党本部で調整しているという。
立民と国民民主党は、一丸となって自民に対抗しようと国会で統一会派を組み、次期衆院選に向けた候補者調整を進めている。徳川氏が「4区か5区」と選挙区を限定したのは、現時点で両区に国民の候補予定者がいないためと考えられる。
ところが国民は、5区への元銀行員の擁立を模索している。25日の同党県連役員会で議題として協議する予定で、立民が徳川氏の5区出馬を決める前に機先を制したい考えだ。
国民の県連関係者は「4区には名前が挙がっている候補者がいない。徳川さんが無所属で4区から出てくれれば」との構想を描く。一方で立民の県連関係者は「党本部は、野党から寝返った細野氏の選挙区に知名度のある徳川さんをぶつけたいのでは」と推測しており、5区を舞台に細野陣営と吉川陣営、立民と国民の腹の探り合いが続いている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-00000000-san-l22
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毎日新聞 11月17日
衆院5区暑い前哨戦
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これほど短期間に変節していく政治家も珍しい。
細野氏を信じて投票した5区の有権者は、今どのように考えているのでしょうか。
11/16(土) 7:55配信 産経新聞
想定される次期衆院選で県内最注目区になりそうなのが、無所属のまま自民党二階派に属し、あわよくば入党をもくろむ細野豪志氏(48)と、同党の吉川赳氏(37)=比例東海=が牽(けん)制(せい)し合う静岡5区だ。現職2人の“内部抗争”の間隙を突いて、議席獲得を狙う立憲民主党と国民民主党がそれぞれ独自候補の擁立を検討しており、各党の思惑が入り乱れた陣取り合戦の舞台となっている。(田中万紀)
◆火種は二階氏
現職2人のいさかいに火を付けたのは、自民党の二階俊博幹事長だった。11日夜に沼津市内で開かれた細野氏の政治資金パーティーに出席し、集まった大勢の支援者に「細野氏の応援をしっかり頼む」と要請したのだ。
この発言に、選挙区支部長の吉川氏を長らく支援してきた同党5区支部が猛反発した。15日には県庁を訪れて同党県連の竹内良訓幹事長らに「二階幹事長の発言に対して断固抗議する」と激しい言葉でつづった抗議文を手渡した。支部長らは「党運営の責任者である幹事長が、党に所属していない議員の応援に言及したのは、党地方組織の結束を破壊する行為だ」と二階氏に不満をぶつけた。
下部組織の強い反抗に竹内幹事長は「5区支部の同様の要望は3度目。長い間5区を支えてくださっている方々の意見は重く受け止める。上川陽子会長と近日中に対応を協議する」と善処を約束した。その上で二階氏の動きには「東京の理論、派閥の理論で全てが決まってはいけない」と苦言を呈し、吉川氏に対し「県連は全面的に支援する」と変わらぬ後押しを明言した。
◆腹の探り合い
こういった自民党内のごたごたを横目に、野党では5区への対抗馬擁立の動きが加速している。立憲民主党県連の徳川家広副幹事長は14日、報道陣の取材に応じ、4区か5区から次期衆院選に出馬する意向を明らかにした。現在、党本部で調整しているという。
立民と国民民主党は、一丸となって自民に対抗しようと国会で統一会派を組み、次期衆院選に向けた候補者調整を進めている。徳川氏が「4区か5区」と選挙区を限定したのは、現時点で両区に国民の候補予定者がいないためと考えられる。
ところが国民は、5区への元銀行員の擁立を模索している。25日の同党県連役員会で議題として協議する予定で、立民が徳川氏の5区出馬を決める前に機先を制したい考えだ。
国民の県連関係者は「4区には名前が挙がっている候補者がいない。徳川さんが無所属で4区から出てくれれば」との構想を描く。一方で立民の県連関係者は「党本部は、野党から寝返った細野氏の選挙区に知名度のある徳川さんをぶつけたいのでは」と推測しており、5区を舞台に細野陣営と吉川陣営、立民と国民の腹の探り合いが続いている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-00000000-san-l22
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毎日新聞 11月17日
衆院5区暑い前哨戦
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2019年06月03日
新体制で運航開始 土肥港で式典、歓迎―駿河湾フェリー
伊豆新聞・伊豆日日版 2019年06月02日
■県と伊豆市など6市町
伊豆市の土肥港と静岡市の清水港を結ぶ駿河湾フェリーは1日、県と沿岸6市町で構成する一般社団法人ふじさん駿河湾フェリー(理事長=難波喬司副知事)による運航に移行された。清水港発の第1便に合わせて両港でセレモニーを行い、新体制での運航開始を祝った。
土肥港には県や市町、観光団体などの関係者が集まった。午前9時5分に乗客170人、乗用車49台などを乗せたフェリーが到着すると、「ようこそ伊豆へ」と書かれた横断幕や、地元の豆州和太鼓集団・粋鼓伝による演奏で歓迎した。
土肥港を出発する乗客に対しては、「伊豆へまたのお越しをお待ちしております」という横断幕で見送った。
菊地豊・伊豆市長や岡部克仁・南伊豆町長、長嶋精一・松崎町長は「西伊豆の美しい自然、海岸線、沈む夕日は南フランスにも引けを取らない。フェリーそのものが観光資源という観点で頑張りましょう」「もしストップしていたら伊豆の観光にダメージが残った。年間20万人以上のお客さんに乗ってもらえるよう、一丸となって運動しよう」とあいさつした。
同法人は総務や運営、企画などを担い、運航実務は、これまでの運航会社に委託する。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190602iz3000000006000c.html
■県と伊豆市など6市町
伊豆市の土肥港と静岡市の清水港を結ぶ駿河湾フェリーは1日、県と沿岸6市町で構成する一般社団法人ふじさん駿河湾フェリー(理事長=難波喬司副知事)による運航に移行された。清水港発の第1便に合わせて両港でセレモニーを行い、新体制での運航開始を祝った。
土肥港には県や市町、観光団体などの関係者が集まった。午前9時5分に乗客170人、乗用車49台などを乗せたフェリーが到着すると、「ようこそ伊豆へ」と書かれた横断幕や、地元の豆州和太鼓集団・粋鼓伝による演奏で歓迎した。
土肥港を出発する乗客に対しては、「伊豆へまたのお越しをお待ちしております」という横断幕で見送った。
菊地豊・伊豆市長や岡部克仁・南伊豆町長、長嶋精一・松崎町長は「西伊豆の美しい自然、海岸線、沈む夕日は南フランスにも引けを取らない。フェリーそのものが観光資源という観点で頑張りましょう」「もしストップしていたら伊豆の観光にダメージが残った。年間20万人以上のお客さんに乗ってもらえるよう、一丸となって運動しよう」とあいさつした。
同法人は総務や運営、企画などを担い、運航実務は、これまでの運航会社に委託する。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190602iz3000000006000c.html
2019年05月20日
伊豆地区16LC 天城山系の保全考える講演・シンポ
20年前頃、伊豆へ移住してきたころの天城山は今とは全く違う環境でした。登山道脇にはササがびっしりと生え、登山道以外を歩くことは困難でした。しかし現在、天城山からササはほとんど消え、山は自由に歩くことが可能となってしまいました。ササはシカが食べてしまったのです。
手入れのされていない山林は荒れはてています。伊豆の山々はどこも一緒です。
草木が生えていない山肌は当然もろくなり、大雨時には土砂が流出し狩野川等に流れ込みます。大雨時の赤茶けた濁流は恐ろしいほどです。
中伊豆を流れる大見川、私が移住してきたころは大雨が降っても赤茶けた濁流はあまりなかったのですが、今では狩野川と一緒となってしまいました。
山林の崩壊は河川や海の荒廃を招いています。
シカ対策と同時に、森林の保全にもっと税金を投入しなければ自然の豊かな伊豆を守ることができません。勝又代議士の発言にそうした視点が無かったのならとても残念なことです。
伊豆新聞・伊豆日日版 2019年05月19日
■「鹿食害 林業にも」
伊豆地区の16クラブが所属するライオンズクラブ国際協会334―C地区4R1Z・2Zは18日、講演会・シンポジウム「天城を仰いで」を伊豆市の市民文化ホールで開いた。環境大臣政務官を務める勝俣孝明衆院議員による基調講演とパネルディスカッションを実施。鹿による食害、登山道の崩壊、環境保全の遅れが深刻化する天城山系について、16クラブの共同事業として取り組んでいる天城山自然環境保全・地域活性化事業の必要性を再確認した。
シンポジウムは、鹿による食害を中心に情報交換した。環境省自然公園指導員の土屋光示さんは「平成に入ったころから鹿が増え始めた。最新データでは伊豆半島に3万頭いると言われる。適正の10倍〜15倍になっている」、前県山葵(わさび)組合連合会長の塩谷広次さんは「15年、20年ほど前から鹿がワサビも食べるようになった。ワサビ田をネットで囲っているが入ってくる」、田方森林組合長の岡田悦郎さんは「固いイメージの杉やヒノキの皮も食べる。そこから虫が入り、伐採すると市場に出せないこともある。農業だけではなく林業にも被害が出ている」と現状を説明した。
自然再生士の山田健次さんは「国や県など行政主導で、モデルケースになるようなテストに取り組んでほしい」と要望。コーディネーターを務めた同省環境カウンセラーの塩谷和広さんは「鹿肉を食べることでうまくコントロールし、もっと減らせる可能性もある」と付け加えた。
狩野川漁協事務局長の鈴木哲哉さんは「藻の一種・カワシオグサの繁殖、砂の堆積が最近の狩野川の課題」、赤沢漁業場長の石田允彦さんは「県内にある約50漁港のうち4分の3は伊豆半島で、天城山は伊豆の命の源。しかし、藻場が枯れてきている」と天城山系の状況変化が川、海へ及ぼす影響について話した。
■環境問題「経済再生“加速の鍵”」 勝俣衆院議員、国の取り組み紹介
勝俣衆院議員は「青い海、青い空は全てつながっている。天城山の問題は日本、世界の問題」と前置きし、環境問題全般について環境省の取り組みなどを紹介した。
地球温暖化を一因とする気候変動については「現在の対策は、緩和と適応が車の両輪。環境問題というとブレーキのイメージが強いが、経済再生のアクセルというのが今の考え方」と話した。
具体的には、海洋プラスチックごみ問題に対応した木製、紙製のストローを例に「現在は環境問題を考えない企業は認められない。市民一人一人も環境について考え、美しい地球を次世代に残すことが使命」とまとめた。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190519iz3000000005000c.html
手入れのされていない山林は荒れはてています。伊豆の山々はどこも一緒です。
草木が生えていない山肌は当然もろくなり、大雨時には土砂が流出し狩野川等に流れ込みます。大雨時の赤茶けた濁流は恐ろしいほどです。
中伊豆を流れる大見川、私が移住してきたころは大雨が降っても赤茶けた濁流はあまりなかったのですが、今では狩野川と一緒となってしまいました。
山林の崩壊は河川や海の荒廃を招いています。
シカ対策と同時に、森林の保全にもっと税金を投入しなければ自然の豊かな伊豆を守ることができません。勝又代議士の発言にそうした視点が無かったのならとても残念なことです。
伊豆新聞・伊豆日日版 2019年05月19日
■「鹿食害 林業にも」
伊豆地区の16クラブが所属するライオンズクラブ国際協会334―C地区4R1Z・2Zは18日、講演会・シンポジウム「天城を仰いで」を伊豆市の市民文化ホールで開いた。環境大臣政務官を務める勝俣孝明衆院議員による基調講演とパネルディスカッションを実施。鹿による食害、登山道の崩壊、環境保全の遅れが深刻化する天城山系について、16クラブの共同事業として取り組んでいる天城山自然環境保全・地域活性化事業の必要性を再確認した。
シンポジウムは、鹿による食害を中心に情報交換した。環境省自然公園指導員の土屋光示さんは「平成に入ったころから鹿が増え始めた。最新データでは伊豆半島に3万頭いると言われる。適正の10倍〜15倍になっている」、前県山葵(わさび)組合連合会長の塩谷広次さんは「15年、20年ほど前から鹿がワサビも食べるようになった。ワサビ田をネットで囲っているが入ってくる」、田方森林組合長の岡田悦郎さんは「固いイメージの杉やヒノキの皮も食べる。そこから虫が入り、伐採すると市場に出せないこともある。農業だけではなく林業にも被害が出ている」と現状を説明した。
自然再生士の山田健次さんは「国や県など行政主導で、モデルケースになるようなテストに取り組んでほしい」と要望。コーディネーターを務めた同省環境カウンセラーの塩谷和広さんは「鹿肉を食べることでうまくコントロールし、もっと減らせる可能性もある」と付け加えた。
狩野川漁協事務局長の鈴木哲哉さんは「藻の一種・カワシオグサの繁殖、砂の堆積が最近の狩野川の課題」、赤沢漁業場長の石田允彦さんは「県内にある約50漁港のうち4分の3は伊豆半島で、天城山は伊豆の命の源。しかし、藻場が枯れてきている」と天城山系の状況変化が川、海へ及ぼす影響について話した。
■環境問題「経済再生“加速の鍵”」 勝俣衆院議員、国の取り組み紹介
勝俣衆院議員は「青い海、青い空は全てつながっている。天城山の問題は日本、世界の問題」と前置きし、環境問題全般について環境省の取り組みなどを紹介した。
地球温暖化を一因とする気候変動については「現在の対策は、緩和と適応が車の両輪。環境問題というとブレーキのイメージが強いが、経済再生のアクセルというのが今の考え方」と話した。
具体的には、海洋プラスチックごみ問題に対応した木製、紙製のストローを例に「現在は環境問題を考えない企業は認められない。市民一人一人も環境について考え、美しい地球を次世代に残すことが使命」とまとめた。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190519iz3000000005000c.html
2019年05月17日
辞職勧告決議を可決 太田町長「応じない」―東伊豆町議会
松崎町議会では町長不信任可決、しかし町長が議会を解散。そして町議選挙では町長派の圧勝。
東伊豆町議会では辞職勧告が可決。しかし町長辞職を拒否。
伊豆の国市では市長と一線を画する議長と副議長の誕生。
伊豆地区で次々と起こる首長と議会の対立・・・
それに対し、最近ではどんな案件でも圧倒的多数の賛成で可決される平和な伊豆市議会。
議会の役割とはいったい何なのか、何が大切なのかを考えさせられるこの頃です。
伊豆新聞・下田版 2019年05月15日
東伊豆町議会は14日、臨時会を開き、風力発電修繕工事に関する事務調査特別委員会(百条委、笠井政明委員長)の報告を可決後、予算議決前の工事実施で職責を果たしていないなどとして太田長八町長の辞職勧告決議案を可決した。法的拘束力はなく、太田町長は閉会後「真摯(しんし)に受け止めるが、応じない」とした上で「自らを減給処分する」と明言した。また議会は遠藤一司・前企画調整課長(3月31日付で定年退職)の懲戒処分要望決議も可決した。
http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20190515iz1000000004000c.html
東伊豆町議会では辞職勧告が可決。しかし町長辞職を拒否。
伊豆の国市では市長と一線を画する議長と副議長の誕生。
伊豆地区で次々と起こる首長と議会の対立・・・
それに対し、最近ではどんな案件でも圧倒的多数の賛成で可決される平和な伊豆市議会。
議会の役割とはいったい何なのか、何が大切なのかを考えさせられるこの頃です。
伊豆新聞・下田版 2019年05月15日
東伊豆町議会は14日、臨時会を開き、風力発電修繕工事に関する事務調査特別委員会(百条委、笠井政明委員長)の報告を可決後、予算議決前の工事実施で職責を果たしていないなどとして太田長八町長の辞職勧告決議案を可決した。法的拘束力はなく、太田町長は閉会後「真摯(しんし)に受け止めるが、応じない」とした上で「自らを減給処分する」と明言した。また議会は遠藤一司・前企画調整課長(3月31日付で定年退職)の懲戒処分要望決議も可決した。
http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20190515iz1000000004000c.html
2019年05月16日
主伐、再造林を検証 伊豆・冷川で県実証実験
伊豆市面積の大半を占める山林の活用による事業の創出が伊豆市の今後にとって必要不可欠であることは言うまでもありません。
突出する箱モノ事業へ投入する税金の一部を振り分けることによって、静岡県が実証実験を行っているような事業を伊豆市が率先して起こしていくような発想の転換が求められています。
伊豆新聞・伊豆日日版 2019年05月15日
■低コスト化の取り組み確認 「生産者の利益確保へ」
県は14日、伊豆市冷川の山林で、2018年度から実証実験として取り組む「低コスト主伐・再造林システム」の検証会を開いた。事業主体の田方森林組合と県の関係者が、静岡大農学部の准教授をはじめ検証委員ら約30人と共に現場に入り、取り組みの現状と今後の方針を確認した。
県内では樹齢40年以上の伐採期を迎えている人工林(スギ、ヒノキ)が8割を占める。こうした背景を受け、県は昨年度から4カ年計画で県内7地区の森林をモデル選定し、低コストなシステム構築による生産者の利益アップを模索している。
現在、国内の木材価格は下げ止まりの状況にあるため、樹木を切る「主伐」と、苗を植えて資源を再生する「再造林」、さらにシカの食害対策などを含めると、売り上げより経費がかかるのが大きなネックとなっている。
そこで県は、モデル地区で伐採から一貫して再造林が可能なコンテナ苗や、通常よりも成長が1・5倍早い苗を導入することで、省力化を目指している。
同組合が管理する約1・25ヘクタールの実証現場では、増加が問題となっているシカの防護柵に当初の計画見込み以上にコストがかかり、県は「内容を再検証し、工夫を高めることで利益確保につなげるようにしたい」と語った。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190515iz3000000006000c.html
突出する箱モノ事業へ投入する税金の一部を振り分けることによって、静岡県が実証実験を行っているような事業を伊豆市が率先して起こしていくような発想の転換が求められています。
伊豆新聞・伊豆日日版 2019年05月15日
■低コスト化の取り組み確認 「生産者の利益確保へ」
県は14日、伊豆市冷川の山林で、2018年度から実証実験として取り組む「低コスト主伐・再造林システム」の検証会を開いた。事業主体の田方森林組合と県の関係者が、静岡大農学部の准教授をはじめ検証委員ら約30人と共に現場に入り、取り組みの現状と今後の方針を確認した。
県内では樹齢40年以上の伐採期を迎えている人工林(スギ、ヒノキ)が8割を占める。こうした背景を受け、県は昨年度から4カ年計画で県内7地区の森林をモデル選定し、低コストなシステム構築による生産者の利益アップを模索している。
現在、国内の木材価格は下げ止まりの状況にあるため、樹木を切る「主伐」と、苗を植えて資源を再生する「再造林」、さらにシカの食害対策などを含めると、売り上げより経費がかかるのが大きなネックとなっている。
そこで県は、モデル地区で伐採から一貫して再造林が可能なコンテナ苗や、通常よりも成長が1・5倍早い苗を導入することで、省力化を目指している。
同組合が管理する約1・25ヘクタールの実証現場では、増加が問題となっているシカの防護柵に当初の計画見込み以上にコストがかかり、県は「内容を再検証し、工夫を高めることで利益確保につなげるようにしたい」と語った。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190515iz3000000006000c.html
2019年05月08日
伊豆来訪車のナンバー調査 関東の割合“北高南低”
伊豆新聞・伊東版 2019年05月07日
■道路整備の効果顕著 観光交流客 田方地区、4年で3割増
県は、伊豆半島内6地点で車籍(ナンバープレート)調査を実施した。その結果、関東からの車両は伊豆北部で約4割、伊豆南部で約2割▽函南町塚本では、関東からの車両、特に北関東の車両が増加している―と分析し「伊豆南部への効果の波及には道路整備が必要」と強調する。
調査は、昨年8月11日(お盆休みの土曜日)と、今年2月23日(河津桜まつり最盛期の土曜日)にそれぞれ午前7時から12時間、熱海市泉(神奈川県境)、函南町塚本、伊豆市下船原、伊東市八幡野、松崎町江奈、下田市一丁目のいずれも国道で実施した。
この結果、関東の車両の割合を伊豆北部(田方地区)と伊豆南部(賀茂地区)で比較すると、北部の函南町では南関東32%、北関東7%、伊豆市では南関東29%、北関東7%といずれも約4割に及んだ。一方、南部の松崎町では南関東12%、北関東4%、下田市では南関東18%、北関東4%でいずれも約2割にとどまった。
東海岸の調査地点を比べると、熱海市では南関東71%、北関東9%、伊東市では南関東38%、北関東7%で南下するほど関東の割合が低い。
函南町塚本では、2016年から毎年8月のお盆休みに調査を続けている。16年と18年を比べると、北関東の車両が675台から約1・8倍の1197台に、南関東の車両が3408台から約1・2倍の4256台に増加している。
田方地区に限定し、北関東の車両数と観光交流客数を比較すると、17年8月1カ月の調査でいずれも前年の1・1倍に増加しており、相関性が高いことが分かった。
また、田方地区の観光交流客数は、13年から17年までの4年間で、年間598万人から784万人と約3割増加した。13年2月に開通した伊豆縦貫自動車道・東駿河湾環状道路と、同時期に整備が進み北関東からのアクセスが向上した圏央道の効果が顕著だ。
こうした結果を踏まえ、県は「伊豆南部へ道路整備効果を波及させるためには、伊豆縦貫道の全線開通と肋骨道路の整備が不可欠」としている。
■道路整備の効果顕著 観光交流客 田方地区、4年で3割増
県は、伊豆半島内6地点で車籍(ナンバープレート)調査を実施した。その結果、関東からの車両は伊豆北部で約4割、伊豆南部で約2割▽函南町塚本では、関東からの車両、特に北関東の車両が増加している―と分析し「伊豆南部への効果の波及には道路整備が必要」と強調する。
調査は、昨年8月11日(お盆休みの土曜日)と、今年2月23日(河津桜まつり最盛期の土曜日)にそれぞれ午前7時から12時間、熱海市泉(神奈川県境)、函南町塚本、伊豆市下船原、伊東市八幡野、松崎町江奈、下田市一丁目のいずれも国道で実施した。
この結果、関東の車両の割合を伊豆北部(田方地区)と伊豆南部(賀茂地区)で比較すると、北部の函南町では南関東32%、北関東7%、伊豆市では南関東29%、北関東7%といずれも約4割に及んだ。一方、南部の松崎町では南関東12%、北関東4%、下田市では南関東18%、北関東4%でいずれも約2割にとどまった。
東海岸の調査地点を比べると、熱海市では南関東71%、北関東9%、伊東市では南関東38%、北関東7%で南下するほど関東の割合が低い。
函南町塚本では、2016年から毎年8月のお盆休みに調査を続けている。16年と18年を比べると、北関東の車両が675台から約1・8倍の1197台に、南関東の車両が3408台から約1・2倍の4256台に増加している。
田方地区に限定し、北関東の車両数と観光交流客数を比較すると、17年8月1カ月の調査でいずれも前年の1・1倍に増加しており、相関性が高いことが分かった。
また、田方地区の観光交流客数は、13年から17年までの4年間で、年間598万人から784万人と約3割増加した。13年2月に開通した伊豆縦貫自動車道・東駿河湾環状道路と、同時期に整備が進み北関東からのアクセスが向上した圏央道の効果が顕著だ。
こうした結果を踏まえ、県は「伊豆南部へ道路整備効果を波及させるためには、伊豆縦貫道の全線開通と肋骨道路の整備が不可欠」としている。
2019年05月03日
2周年に300万人突破 伊豆ゲートウェイ函南
伊豆新聞・伊豆日日版 2019年05月02日
■節目の来場者に記念品
函南町塚本の道の駅・伊豆ゲートウェイ函南は1日、開業2周年を迎え、来場者が300万人を突破した。記念式典で仁科喜世志町長は「令和の時代となる日に、ちょうど2周年を迎えた。丸2年で300万人を達成し、すぐ先には500万人も見えている」と祝いの言葉を贈り、節目の来場者に函南の地場産グルメが詰まった記念品をプレゼントした。
300万人目となったのは、静岡市から妻と子どもを連れて伊豆観光に訪れた会社員の斉藤和弥さん(49)。「思いがけない記念になり、まさかという感じだが、うれしい。令和の一文字が自分の名前にも入っているので、何か特別な気持ちがする」と感想を語った。
加藤雅経駅長(59)は「隣には川の駅ができたばかり。今後も観光客の皆さんはもちろんのこと、地元の人たちにもより一層、親しんでもらえる道の駅となれるよう、相乗効果を目指して取り組んでいく。地域活性化になるよう、楽しい企画も増やしたい」と話した。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190502iz3000000003000c.html
■節目の来場者に記念品
函南町塚本の道の駅・伊豆ゲートウェイ函南は1日、開業2周年を迎え、来場者が300万人を突破した。記念式典で仁科喜世志町長は「令和の時代となる日に、ちょうど2周年を迎えた。丸2年で300万人を達成し、すぐ先には500万人も見えている」と祝いの言葉を贈り、節目の来場者に函南の地場産グルメが詰まった記念品をプレゼントした。
300万人目となったのは、静岡市から妻と子どもを連れて伊豆観光に訪れた会社員の斉藤和弥さん(49)。「思いがけない記念になり、まさかという感じだが、うれしい。令和の一文字が自分の名前にも入っているので、何か特別な気持ちがする」と感想を語った。
加藤雅経駅長(59)は「隣には川の駅ができたばかり。今後も観光客の皆さんはもちろんのこと、地元の人たちにもより一層、親しんでもらえる道の駅となれるよう、相乗効果を目指して取り組んでいく。地域活性化になるよう、楽しい企画も増やしたい」と話した。
http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20190502iz3000000003000c.html
2019年04月29日
地域と人つなぐ水防拠点 伊豆ゲートウェイ函南、川の駅オープン
伊豆新聞・伊豆日日版 2019年04月28日
国土交通省と函南町が、塚本にある道の駅の隣接地で整備を進めてきた川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」が27日、オープンした。狩野川沿いに、河川防災ステーション機能を持たせた水防・交流拠点として5カ年計画で整備し、川の駅としては県内初の施設となる。仁科喜世志町長は「狩野川の中流域に位置し、想定外の水災害にも対応できるキーステーションとして大変心強い」と完成を喜んだ。
国交省沼津河川国道事務所と町が完成記念式典を開き、牧野京夫国土交通副大臣、細野豪志衆院議員、岩井茂樹参院議員、土屋優行副知事らが来賓であいさつ。近隣市町の首長や地元県議、町議らが出席し、節目を祝った。
牧野副大臣は「61年前の狩野川台風により死者・行方不明者853人という未曽有の大災害が発生した。水防活動の拠点となる整備はもちろんのこと、川には地域と人をつなぐ役割もあることから、一体的な地域交流の場としても活用されることを期待する」と式辞。関係者がテープカットやくす玉を割るなどして、完成を祝った。
同施設は災害時に緊急復旧活動を行うため、輸送路としてのアクセス性や、道の駅との連携も考慮して整備。川の駅と河川防災ステーションを合わせた広さは約1万5千平方メートルで、整備費用は約15億円。国道136号バイパスを挟んで東側が道の駅、西側が川の駅としての役割を担う。道・川の駅が一体となった施設は全国5カ所目で、中部地方整備局内では初となる。
オープンに合わせて、大型連休から水辺広場でのカヤック体験や多目的広場での防災キャンプ・アウトドア教室、ドッグラン広場での触れ合いイベントなども開く。
国土交通省と函南町が、塚本にある道の駅の隣接地で整備を進めてきた川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」が27日、オープンした。狩野川沿いに、河川防災ステーション機能を持たせた水防・交流拠点として5カ年計画で整備し、川の駅としては県内初の施設となる。仁科喜世志町長は「狩野川の中流域に位置し、想定外の水災害にも対応できるキーステーションとして大変心強い」と完成を喜んだ。
国交省沼津河川国道事務所と町が完成記念式典を開き、牧野京夫国土交通副大臣、細野豪志衆院議員、岩井茂樹参院議員、土屋優行副知事らが来賓であいさつ。近隣市町の首長や地元県議、町議らが出席し、節目を祝った。
牧野副大臣は「61年前の狩野川台風により死者・行方不明者853人という未曽有の大災害が発生した。水防活動の拠点となる整備はもちろんのこと、川には地域と人をつなぐ役割もあることから、一体的な地域交流の場としても活用されることを期待する」と式辞。関係者がテープカットやくす玉を割るなどして、完成を祝った。
同施設は災害時に緊急復旧活動を行うため、輸送路としてのアクセス性や、道の駅との連携も考慮して整備。川の駅と河川防災ステーションを合わせた広さは約1万5千平方メートルで、整備費用は約15億円。国道136号バイパスを挟んで東側が道の駅、西側が川の駅としての役割を担う。道・川の駅が一体となった施設は全国5カ所目で、中部地方整備局内では初となる。
オープンに合わせて、大型連休から水辺広場でのカヤック体験や多目的広場での防災キャンプ・アウトドア教室、ドッグラン広場での触れ合いイベントなども開く。
2019年04月24日
松崎町議選 反町長派当選は2人、長嶋町長続投ほぼ決定的
町長による議会解散を受けた注目の松崎町議員選挙では、町長の巻き返しが成功し、町長派の候補者は全員当選、反町長派の議員は4人が落選その結果、再度の不信任は可決の見込みが無くなり、町長の信任がされたことになったようです。
現職首長の力の強さを見せつけられました。
伊豆の国市では小野市長と一線を画すると言われている議長、副議長が誕生し、議会の中での力関係が変化したことが明らかになった半面、注目された伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合議員の改選においては、4人の組合議員は現状の議員が全員残留となり、事業の見直しを求める議員の数は増えませんでした。議会の中では相当な混乱があったようですが、9月の臨時議会での議決を得るためには絶対に見直派を入れないという小野管理者の意向が反映されたものと思われます。
地方自治体における首長と議員達の虚々実々のやり取りの中で、市民不在のまま、市民の見えないところで重要な事が決まっていくことを見聞きしました。
私にとっては、地方自治を本来の市民の為の自治に変化させていくことの困難さを感じさせられた昨今の出来事でした。(私の居住する自治体のことではありませんが、地方政治を考えるうえでの参考として意見を述べさせていただきました)
伊豆新聞・下田版 2019年04月22日
統一地方選後半戦は21日、投開票が行われ、伊豆地区では下田市、熱海市、三島市、松崎町、函南町の5市町で新議員が決まった。議会解散に伴う松崎町議選(定数8)は、反町長派当選者は2人だけだったことから、長嶋精一町長の続投が決定的となった。
松崎町議選は、前職8人、元職1人、新人3人が立候補し、4人超の激戦を繰り広げた。新人元職が全員当選し、前職4人が涙をのんだ。投票率は前回選から1・13ポイント上がり、75・83だった。
トップ当選は前職の藤井要氏だった。候補者側の熱気とは比例せず、町民の選挙ムードは高まらないまま終わった。
期日前投票は1366人が済ませ、前回選を283人上回った。
議会解散による選挙のため、新議員の任期は同日から4年間。当選証書付与式は22日午前10時から環境改善センターで行われる。
■町長「信任された」 稲葉氏「有権者の声」
松崎町議選の結果を受け、継続が濃厚となった長嶋精一町長は「町民にある程度の信任をいただけたと考えている。今後は議員と相談し合い、共に松崎町を良い方向に進めていく」と話した。
3月定例議会で不信任案を提出した稲葉昭宏氏は「この結果が有権者の声であると受け止めるほかない」と無念さをにじませた。
■解説 現町政の是非争点 “内輪もめ”の時間なし
松崎町議選は長嶋精一町長への不信任案が提出・可決され、任期満了から議会解散に伴う町議選へと変わり、長嶋町政の是非が争点だった。
長嶋町長は自身の考えに近い新人らを擁立し、当選させることで継続を目指した。不信任案に反対の意思を示す前職2人を含む6人を応援。町議選は「町長派」対「反町長派」の様相を呈した。
結果、反町長派は2議席のみの獲得となり、町長派、または町長に近い新人・元職は全員当選した。不信任案を再提出し、可決するには5人の賛同者を必要だが、「町長派」切り崩しは困難とみられ、ほぼ不可能な状況となった。
白熱するかに思われた町議選は、終始盛り上がりに欠けた。町を二分する戦いに町民が「巻き込まれない」ことを優先した結果だとみられる。
課題が山積する松崎町に“内輪もめ”をしている時間はない。町民が一刻も早くと願うのは、議会と町長が一体となった町政に戻すことではないだろうか。
現職首長の力の強さを見せつけられました。
伊豆の国市では小野市長と一線を画すると言われている議長、副議長が誕生し、議会の中での力関係が変化したことが明らかになった半面、注目された伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合議員の改選においては、4人の組合議員は現状の議員が全員残留となり、事業の見直しを求める議員の数は増えませんでした。議会の中では相当な混乱があったようですが、9月の臨時議会での議決を得るためには絶対に見直派を入れないという小野管理者の意向が反映されたものと思われます。
地方自治体における首長と議員達の虚々実々のやり取りの中で、市民不在のまま、市民の見えないところで重要な事が決まっていくことを見聞きしました。
私にとっては、地方自治を本来の市民の為の自治に変化させていくことの困難さを感じさせられた昨今の出来事でした。(私の居住する自治体のことではありませんが、地方政治を考えるうえでの参考として意見を述べさせていただきました)
伊豆新聞・下田版 2019年04月22日
統一地方選後半戦は21日、投開票が行われ、伊豆地区では下田市、熱海市、三島市、松崎町、函南町の5市町で新議員が決まった。議会解散に伴う松崎町議選(定数8)は、反町長派当選者は2人だけだったことから、長嶋精一町長の続投が決定的となった。
松崎町議選は、前職8人、元職1人、新人3人が立候補し、4人超の激戦を繰り広げた。新人元職が全員当選し、前職4人が涙をのんだ。投票率は前回選から1・13ポイント上がり、75・83だった。
トップ当選は前職の藤井要氏だった。候補者側の熱気とは比例せず、町民の選挙ムードは高まらないまま終わった。
期日前投票は1366人が済ませ、前回選を283人上回った。
議会解散による選挙のため、新議員の任期は同日から4年間。当選証書付与式は22日午前10時から環境改善センターで行われる。
■町長「信任された」 稲葉氏「有権者の声」
松崎町議選の結果を受け、継続が濃厚となった長嶋精一町長は「町民にある程度の信任をいただけたと考えている。今後は議員と相談し合い、共に松崎町を良い方向に進めていく」と話した。
3月定例議会で不信任案を提出した稲葉昭宏氏は「この結果が有権者の声であると受け止めるほかない」と無念さをにじませた。
■解説 現町政の是非争点 “内輪もめ”の時間なし
松崎町議選は長嶋精一町長への不信任案が提出・可決され、任期満了から議会解散に伴う町議選へと変わり、長嶋町政の是非が争点だった。
長嶋町長は自身の考えに近い新人らを擁立し、当選させることで継続を目指した。不信任案に反対の意思を示す前職2人を含む6人を応援。町議選は「町長派」対「反町長派」の様相を呈した。
結果、反町長派は2議席のみの獲得となり、町長派、または町長に近い新人・元職は全員当選した。不信任案を再提出し、可決するには5人の賛同者を必要だが、「町長派」切り崩しは困難とみられ、ほぼ不可能な状況となった。
白熱するかに思われた町議選は、終始盛り上がりに欠けた。町を二分する戦いに町民が「巻き込まれない」ことを優先した結果だとみられる。
課題が山積する松崎町に“内輪もめ”をしている時間はない。町民が一刻も早くと願うのは、議会と町長が一体となった町政に戻すことではないだろうか。