伊豆市の市長選挙はあす投開票です。
今度の市長選挙は、伊豆市政にとっても、私達市民生活にとっても本当に大切な選挙です。
菊地市政12年間、菊地市長は市民が安心で快適、暮らしよい「まち」になるために何をしてくれたのでしょうか。
この12年間、伊豆市の人口は減少し続け、毎年500人から 600人も減ってしまい、今年中には3万人を割ってしまうでしょう。特に子育て世代の方たちが伊豆の国市や三島市へ流出してしまっています。
なせ伊豆市の人口がこれほど減少してしまったのか。
それは、伊豆市が「暮らしにくいまち」だからです。
この12年間、菊地市長は大型公共事業、特に無駄なハコモノ事業への投資を積極的に進めてきました。
その結果、伊豆市はどうなったのでしょうか。
修善寺駅の改築
伊豆市の観光客が少ないのは、修善寺駅が古く汚いためだから、きれいにすれば観光客がどんどん増えると20億円もかけて改築した修善寺駅(伊豆箱根鉄道はそのうち2億円程度しか出していません。)
伊豆箱根鉄道を利用する観光客は増えたのでしょうか。
そして、修善寺駅をきれいにした後は、駅周辺の整備を進めると言っていたのに全く手つかずのまま、周辺の商店街の客数は減少し続け、大切な修善寺駅周辺は疲弊し続けています。
東京ラスクの拡張計画旧天城湯ヶ島支所跡地の半分を使って東京ラスクが出店しました。湯ヶ島地区で一番立地の良い場所を、市価の3分の1という格安な値段で賃貸しました。東京ラスクは観光客でにぎわっていましたが、更に半分の施設に商業施設を拡張するという計画を立て、その素晴らしい計画を市議会や市民に説明しました。
観桜バスが毎日20台、レストランやお母ちゃん食堂、物販、休憩施設などを併設した大規模な計画でした。
その計画を受けた市議会は、東京ラスクの拡張の為に天城支所や図書館、会議室等、天城湯ヶ島地区の住民が利用していた施設を3億円余もの税金を使って、旧湯ヶ島小学区、旧湯ヶ島幼稚園を改築し、移転を議決しました。
しかし、東京ラスクは商業施設の拡張はやらないまま現在に至っています。その原因を聞かれた菊地市長は「ラスク側の事情が変わった」と言い、その責任を認めようとしませんでした。
あげくに、プールや山村センターの建物を3億円も使って解体し更地にしたうえ、公募を含む処分方法を明らかにしたのです。
6億円余の無駄遣いです。
文教ガーデンシティ構想の頓挫
文教ガーデンシティ構想が頓挫しました。
伊豆市日向、加殿地区に文教ガーデンシティを作ろうと計画しました。総事業費は100億円を超す大規模な事業でした。
新中学校を核として、こども園、住宅地、公園を配置するという夢のような計画でした。しかしいつの間にか住宅地はなくなり、中伊豆温泉病院を移転するという計画に変更となりました。老朽化した温泉病院の移転先は市内にここしかないとの説明でした。しかし現在は別の場所に移転計画をしています。
この事業は多くの市民が反対、市議会も否決し白紙撤回となりました。
修善寺東こども園の新設菊地市長は、人口が減少したのは文教ガーデンシティ構想がダメになったのが原因だと市議会で何度も述べ、その中に含まれていた事業を個別に実現を目指しました。
そして完成まじかなのが、新修善寺東こども園建設です。その巨大さに市民もビックリしています。現在の修善寺東こども園の園児60数人に対し、定員150人という大規模なものです。現在、伊豆市内のこども園、保育園は公立、私立を含めすべて定員割れです。
昨年度の伊豆市の出生数は100人を切りました。これは土肥地区を含めていますから除くと80人程度しかいないのです。
来年度から80人全部が入園したとしたら、1施設何名の園児になるのかを計算してみてください。恐ろしい光景が浮かび上がってきます。
何故身の丈に合った規模にしなかったのでしょうか。
新ごみ異処理施設建設新ごみ処理施設建設事業の事業費はごみ日量82トンで180億円(税抜)ほどです。他の自治体の施設と比較して非常に高額であることは明らかです。そして工事を請け負った荏原環境プラント鰍ェ同時期に落札した他の自治体の施設120トンや150トンの施設よりも高額であることが明らかになりました。
その高額な要因は落札に参加したのが一社のみだったことです。
ごみ量を水増しし、必要ない発電施設を併用したこの施設には両市の市民の反対運動が激化しましたが、組合議会は可決し工事が進んでいます。この事は今まで何度も述べてきましたのでこれ以上は述べませんが、伊豆市や伊豆の国市の規模に見合ったものにして、公正な落札が行われれば、大きな事業費の削減が可能だったのです。
以上、大きな事業をあげてみました。
菊地市長はこうした大規模な公共事業を次々と進めてきました。伊豆市の自主財源は40数億しかないので、事業費は借金で賄うしかありません。その結果現在の借金は180億円もの巨額となっています。
更に今後10年間に更に240億円もの巨額な事業を計画しています。これもほとんどは借金です。
こうして借金が膨らむことは何を意味しているのでしょうか。
菊地市長はこの借金は合併特例債を使うから、市民負担は少ないと強調しています。
しかし、無駄なハコモノ事業をしての借金の市民負担が少ないと言われても、市民から見れば納得できないのです。
無駄な事業を止め、適正な規模で事業を進めれば借金は大きく減少するのです。
このままいけば伊豆市は借金地獄に陥ります。
このまま菊地市政を続けることは、伊豆市財政と伊豆市民の生活を破たん導きます。
今、市政を転換する時です。
大型はハコモノ行政中心の市政か、市民本位の行政か、伊豆市民はその選択を迫られています。
今後の伊豆市政と市民生活を考えた時、市民生活を重視し、建設に向けるお金を、市民生活の向上と雇用の促進のための事業に振り分けると政策で述べている、鈴木正人氏を伊豆市長に当選させることが今求められている選択肢であると私は考えます。
伊豆市民の皆様に賢明なる判断をお願いいたします。
posted by イズノスケ at 05:59|
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