女神湖でゆっくり高原気分を楽しんだ後、車で15分位の車山リフト駐車場にむかいました。
これから車山山頂を目指します。
酷暑のなか、日陰がまったくない登山道の登りは止めて、下山だけ歩くことにしました。
リフト代金は片道1600円、往復で2400円もします。わずか短時間しか乗らないのに高くなったものです。
クワッドリフトを乗り継ぎ山頂へ。リフトには小さな子供を連れた家族が沢山乗っていました。
山頂の標高は1925mです。吹き抜ける風はひんやりとして心地よい。
山頂で休憩している観光客はリフトに乗って来ています。
登山姿の方も結構いますが、やはりほとんどリフト利用で登り、下山だけ歩く方もいるようです。
以前は歩いて登る登山者も多かったですが、今は様変わりしていました。
まあ、私も一緒ですが。
美しい車山高原の景色です。
白樺湖の頭上には蓼科山が雲のなかから
優雅な姿を見せてくれました。
下山は美しいお花畑を見ながらと期待していました。30年ほど前には夏の高原は黄色のニッコウキスゲが咲き乱れ、高原全体が黄色に染まっていました。
ニッコウキスゲだけでなく、沢山の高山植物も咲き乱れでいました。
しかし、鹿の食害や気温の上昇で徐々に減り続け、鹿の侵入を防ぐ防護柵のなかしか見ることができなくなりました。
さらに、地球温暖化などで深刻になり高原が笹で覆われ、高山植物があまり咲かなくなってしまったようです。
ニッコウキスゲを探しました。
ようやく柵のなかでニッコウキスゲを見つけました。
クルマユリもちらほら。
下山中、ニッコウキスゲをちらほら見つけましたが、地球温暖化の凄まじい進行は、山の生態系に大きな影響を与えていることをあらためて実感させられました。
日陰のまったくない下山は日中の照り返しの高温でさすがにきびしかったですね。なんとか、熱中症にもならず下山完了しました。
以前は駐車場の周りに数軒あったレストランも今は一軒しか営業していません。
驚いたことに、夏の定番、ソフトクリームを売っていないのです。
コロナの影響も観光業界を大きく変えてしまったようです。