2014年05月10日

伊豆市も2040年「消滅可能性都市」

5月9日毎日新聞トップ報道です。
 

全国1800市区町村(政令市の行政区を含む) の半数に当たる896自治体で、子どもを産む人の大多数を占める「20〜39歳の女性人口」が20 10年からの30年間で5割以上減ることが8日、有識者団体の推計でわかった。896自治体を「消滅可能性都市」と位置づけ、将来消える可能性を指摘している。こうした事態を防ぐため、地方の実情に応じた人口確保策も提言した

推計をしたのは、産業界や学界の有識者らで国のあり方を議論する「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」(座長・増田寛也元総務相)。国の推計では、10〜15年、地方から大都市に毎年約6万〜8万人が流出する。
国はこの流れが徐々に止まると想定し、40年に20〜39歳女性が5割以上減る自治体を3 7 3 としていたが、同会議は6万〜8万人流出が将来も続くと仮定し、計算をし直した。
その結果、40年に20〜39歳人口が10年の5割以下となるのは896自治体(全体の49・8%) に上り、国の推計を大幅に上回った。また、このうち523自治体(同29ol% )は40年の人口が1万人を割り、「消滅の可能性が高い」とした。

同会議によると、合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子ども数に相当、12年1.41)の水準が今後も変わらず、人口流出も重なったモデル都市でみた場合、40年には20〜39歳の女性人口が半減し、70〜80年には2割程まで減る。こうした地域は出生率が少々改善しても流出する人口が上回って人が減り続け、将来消滅する可能性があるという。


全文は以下をクリックしてください

IMG消滅可能性都市.pdf

日本創生会議推計「消滅可能性」896自治体のうち静岡県では以下の市町が挙げられています。

伊豆市・64.6% 熱海市・66.8% 伊東市・51.6% 下田市・59.8%  東伊豆町・68.3% 
南伊豆町・56.4% 松崎町・60.8% 西伊豆町・67.6% 小山町・55.5% 川根本町・71.1%
森町・53.8%

圧倒的に伊豆地方に集中していることがわかります。もはや伊豆市だけで解決できる問題とは思えません。

菊地市長はこうした実態をどのように考えているのでしょうか。
最近発行された伊豆市政施行10周年記念誌で菊地市長は以下のように述べています。

伊豆市政施行10周年に向けて

市政施行10周年を迎えた伊豆市が、かっては4町があり、さらにさかのぼれば12の村から成っていました。一人ひとりの顔がわかる範囲。歩いて行ける範囲が村でした。今は広大な市域を持つ伊豆市となり、山、里山、海などの多様性を得られた反面、市内でも移動は車、ほとんど全員が参加した町民体育祭のようなイベントも影をひそめてしまいました。
車や携帯電話が普及した今こそ、「向こう三軒両隣」を取り戻す時代ではないでしょうか。10歳になった伊豆市はまだ成長途上であり、あらたなまちづくりの姿を模索しているところです。
伊豆縦貫道や修善寺駅(陸の玄関)土肥港(海の玄関)を活用して観光交流を推進し、農林業の付加価値を高める6次産業を進めて若い人たちの働く場所を確保します。いつ来るかもしれない東海地震や津波、或は台風・大雨による土砂災害などに備えた防災体制も強化します。
しかし、伊豆市で一番大切な「宝」は人であり、人と人との関係だと思います。人は皆、その人ならではの、きらりと輝く何かを必ず持っています。
それをお互いに伝え合い、知り合い、理解しあうことで、人と人はつながっていきます。まずは「向こう三軒両隣」のお付き合いからです。それが伊豆市の力となっていきます。時には、喜びを増幅し、時には苦労を軽くすることもあるでしょう。日々の生活を支えあっていくこと、つまり12の村があったころの強い絆で結ばれた社会か、伊豆市民のありようのではないでしょうか。

伊豆市が成人(20周年=2024年)する頃には、修善寺駅に人があふれ、中伊豆の里山が豊かな収益をもららし、湯ヶ島には文学を中心とする文化の香りが漂い、土肥は「花と夕日の恋人海岸」としてブランド化されているはずです。10周年にあたる今年はその中間地点でしかありません


菊地市政になってから伊豆市の人口減少は加速し続け、昨年は人口減少率が静岡県でトップとなってしまいました。今年になってもその流れは変わっていません。

伊豆市の人口減少の大きな要因に小学校の統廃合があることは明らかです。
5月8日の伊豆日日新聞によれば、天城地区の湯ヶ島幼稚園、狩野幼稚園、しゃくなげ保育園の3つを「認定こども園」として旧月ケ瀬小学校跡地に16年4月に1つに統合するようです。
「認定こども園」とは今まで伊豆市が運営していた幼稚園,保育園を民間に委ねるということです。こうして伊豆市の将来をになう子供たちを行政の手から切り離し、「親と私企業」の契約によって民間の手に委ねた保育が行われるていくのです。保育料の増加の可能性や送迎時間の増大などにより、この統廃合によって天城地区からは子育て世代の更なる流出が加速されて行く要因がまた一つ増えたのです。
これが伊豆市の実態です

菊地市長の描く夢物語のようなバラ色の伊豆市と伊豆市の現状のあまりにも大きなギャップ。
伊豆市民の皆さんはどのように思われるでしょうか。

posted by やまちゃん at 06:09 | TrackBack(0) | 伊豆市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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